谷山浩子コンサートwithねこ森アンサン [VHS]
ピチピチでえくぼの浩子さん、最高です。手品師の心臓と催眠レインコートは出色の出来だと思います。オーケストラも素晴らしいバランス。ほほえましい貴重なコンサートだったと思います。
谷山浩子ベスト 白と黒
例に漏れず、「まっくら森の歌」から探索していき、何曲か聴いてその表現の振れ幅の異常な広さに打ちのめされ、こちらを買い求めました。
予想をさらに上回る、振幅の広さです。初級者の私には、飲み下しきれずに悪酔いしそうなほど、多様で、怪しくて、かわいくて、怖くて、心地よくて、切なくて、その他諸々。
通して聴くには少しばかり演奏時間が長いのでまだ実践してませんが、黒の最終曲「楽園のリンゴ売り」に、
「幾らでもあります おかわりもご自由に
おや、お客様どこへ? そんなにフラフラで」
という歌詞があり、こちらの様子を見透かしたような、何とも心憎い演出になっています。
付属ブックレットには、各曲に谷山さん御本人による一言コメントが添えられていて、こちらも谷山さんの独特のセンスを垣間見せてくれる逸品です。
その他、ブックレット内のイラストがパラパラ漫画になっていて、このセンスも大好きです。
以上、とても満足した買い物でした。これからゆっくり、じっくり時間をかけて飲み下していこうと思います。
谷山浩子の幻想図書館~雪の女王~ [DVD]
発売当時CDが面白くなかったので、無視していました。最近CDを聴きなおして、むちゃくちゃ感動し、慌ててDVDも見ました。お勧めです。かって谷山さんを聴いてた人、ちょっと高いので買ってない人、こころ洗われると思います。
谷山浩子の幻想図書館 Vol.3~アタゴオルは猫の森~ [DVD]
こんなにしゃべっている石井AQさんや斎藤ネコさんを初めて見ました!
舞台に立つのはお二人ともほとんど初めてとのことなので、貴重な映像
だと思います。特にネコさんのヴァイオリンの腕には毎回感動します。
先日発売されたCD「テルーと猫とベートーヴェン」には収録されていない
「鯨のため息」「鯨のため息リプリーズ」の2曲が私は一番好きです。
まるで自分が鯨になって青く深い海に潜っていくような、静かでひんやり
した気分に浸れます。
悲しみの時計少女
これを読んだのが谷山浩子の最初です。
谷山浩子〜は、もともと歌手だったーとのことなのですが、なかなか良い児童書を書かれています。
というか、これを読んだら凄いはまっちゃいました。
しかし、結構絶版本が多い多い・・・・。もちろん、絶版だったのでamazonで色々と中古で購入しました!(ありがとう!)
本の話に戻ると、主人公はとある一人の女の子。
少女なんですが、その周りには不可思議な生き物(静物ともいえる)がでてきます。
ん、キミはあれか?もしや、美女と野獣で魔法にかけられていなかっただろうか。
頭が時計でできてる少女、手足以外はお魚の形をしているお魚くん。
そんな時計頭の少女は、時計の館を探しているという。
こっちよ、こっちの方角なの。鎌倉のほうよ。ニオイがするわ。
みたいなことをいってくるわけで。
舞台が日本なのに、不可思議な外国のような異世界の雰囲気を漂わせている。
が、しかし、子供向けのファンタジーだね、というような甘ちょいものではなく、
ちょっと不気味で、ホラーなテイストもある。そんな独特の雰囲気が凄い良い。
話が進むにつれて、何故だかいきなしな展開も受け入れちゃうようになってきます。