幻想水滸伝V Play Station2 the Best
幻水シリーズは1〜4・ラプソ、プレイ済み。5は最近になってようやくプレイし、クリアしました。感想として、今までのシリーズよりもシステムがひどかった印象をもちました。
まず戦闘の操作性が悪いです。カーソル記憶がうざい。魔法等を使うのがすごく面倒になります。おまかせ一辺倒がこれほど楽だったとは。
また街やダンジョンが異常に広いです。序盤のソルファレナの時点で迷ってしまいました;桟橋ってどこだよ!?みたいな。ほとんどの街で迷っていました(笑)ダンジョン探索も途中で億劫になります。無駄にエンカウントが多い。エンカウントが少ないから、サクサク進めることができるのが幻水の良いところだと思っていたんですがね(この疑問は4にも言えますが)
ちょっと進んですぐエンカウント!や多くの人が言っている、ロードの多さには凄くイライラしました。
ストーリーに関しても、多くの人が言ってますが、途中からリオン中心の展開になってしまい、最終的にはシリーズ中で一番恋愛要素が色濃く混じっているように思えて、痛かったです。EDを見たときは唖然呆然でした。
EDに関わる好感度システムもすごく嫌でした。次回作からは絶対に入れてほしくないですね、はっきり言って。
今回一番良かったのはキャラクターと音楽です。個人的に亜人や竜馬がすごく気に入りました。ただ気づくと女性だらけです。特に主人公の周囲にいる人たち。さすが女王国。
システムやストーリーの一部がダメだっただけに、キャラクターに救われた作品です。なのでキャラ重視の人は楽しめるのではないでしょうか。108人の多さは相変わらず楽しいですよ。お気に入りのキャラが絶対見つかると思います。私も文句を言いつつ、現在2週目をプレイしています。リオンには拒絶反応を起こしてますけど。
幻想水滸伝IV オリジナルサウンドトラック
買って損は無かったです。戦闘曲系は文句なしに格好良く、特に通常戦闘に関しては曲をバックに戦うキャラ達が見たくて無理にターン延ばしたりしてました(笑)海上画面での曲は、前半は航海を、後半は冒険を楽しむ感じがとても気持ちよく、引き網するのにずっと聞いてても飽きませんでした。エピローグとスタッフロール曲は、仲間達の功績や成し遂げた冒険を思い出すと涙が溢れてきました。特にスタッフロール曲は、物語の150年後への繋がりを深く感じました。最後に「罰の紋章」。主人公が背負った呪われた罰の紋章の重みが伝わってくる気がします。とりあえず、鳥肌たちました。皆さんもぜひ!
水滸伝 15 折戟の章(集英社文庫 き 3-58)
書き始めると止まらなくなりそうなので…
原典の『水滸伝』を凌駕した最高峰の中国史小説でした。
そして、読んだ全ての人それぞれに違った想いを抱かせる、枠に嵌らない作品だと思います。
一読の価値は間違い無しだと思います。
幻想水滸伝V(通常版)
かなり利用者からリサーチしたのだろうなと。
1〜4までの好評だった部分を集めて作った感じ。
シナリオは悪くはないけれど、何と無く
1、2で好評だった部分+「ここはこうしてほしい」と言う
ユーザーの願望を合わせたような内容だと思う。
だが、全体的な纏まりは悪くないし、
108星が戦いに参加する理由や性格付けがきちんとしているので、
佳作だと思います。
システム面では他の方が散々書いていらっしゃるけれど、
やはり読み込み時間が掛かりすぎる。
他のゲームと比較してみたわけではないのだけれど、
キャラが走るアニメーションが挿入されるので、余計に遅く感じる。
3だったか4だったかで、このキャラ走りが無かった作品があり、
「幻水らしくない」との批判が出たため入れたのかもしれないけれど、
全ての読み込み時に入れる必要は全く無いと思った。
後、3、4と違ってフィールド移動がキャラ見下ろし型(神の目)になっているけれど、
幻水のシステム面のレベルを考えると快適に遊ぶには妥当かと。
フィールドの広さを表現したいなら、キャラの目型では難しいでしょう。
いろいろと不満は書いたけれど、買って損はないと思う。
幻想水滸伝V 黎明の城 4 (BROS.COMICS EX)
大好きな作品なので、丁寧に描いて欲しいなあという期待をこめ読み始めました。
物語は全体的に小難しく堅くなり過ぎずかといって軽く薄っぺらになっているわけでも無いです。
オリジナルのストーリーを盛り込みアーディル(主人公)やリムの葛藤を中心にその外では女王夫妻、各貴族勢力の対立・情勢、や立場などを絡めてゲーム版との違和感やしんどさを感じさせないストーリー構成に、とても読ませられました。
主人公とリムの対立を本編にも持ってきていたのは最初の一巻ではどう繋げるのだろう?と思って疑問もありましたが、英断だったと思います。主人公やリムの葛藤や対立、理解を丁寧に見せることで兄妹のその後の絆やそれぞれの決意と覚悟に説得力があり、依存した兄妹愛ではない事を見せ、より感情移入ができました。4巻まで読みきって引き離される2人の表情を見たときは特にそう思いました。
ゲオルグやサイアリーズなどなどキャラも台詞のはしばしに らしさ が滲み出ていて思わずふふっと笑ってしまうような場面もちょいちょい。
アンソロジーの秘め事というお話がとても好きで、印象に残っていた作家さんでした。
ここで終わってしまうのは惜しすぎて涙、です。二章・完なので、期待は捨ててませんが。。。
彼らの行く末を最後までみとどけたい!と思わせる漫画です。