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Forza3 Ultimateでもレビューさせていただいているものです。
※私の過去レビュー参考頂けたらと思います。
このゲームとForza3を比較批評することは、PS3とXbox360の
いわば代理戦争に巻き込まれやすいのので、まず大前提として、私はどちらの
ハードに肩入れをするのでもない中立的な立場にあることをお断りしておきます。
しかしながら数あるドライブゲームファンの方で、Forza3かGT5か、という比較に非常に
関心がある方(特にこれから購入を検討されている方)がいるのも事実だと思っています。
そこで出来るだけ正直に、かつ公正にレビューすることで、そうした一部のドライブ
ゲームファンに有用なレビューになればと思い、ここに記します。
※私はforza3とXbox360、PS3とGT5しか購入していませんので、ハードの肩入れ
には一切関係ありません。
34歳、レースゲームしかもっていない妻帯者です。大学生の頃、初代GTに感動し、
はじめて「ちゃちじゃないレースゲーム」に出逢い、その車が車らしい動きをする
リプレイに、走っては眺め、酔いしれたものです。
当時、このゲームを抜くレースゲーム(もしくはカーシム)はこの世に現れないだろう
とさえ、思いました。それほど突き抜けた存在でした。
しかし、シリーズも3作目ほどで画像の進化の著しさの一方、車を操る楽しさは、
初代にくらべるとどんどん色あせていくように感じました。おそらく初代GTは
荒い画面の中にも制作者のソウルやパッションみたいなものが出ていて、脳内で
リアルに補完していたのですが、画像が妙にきれいになった分、そうした余地も
なくなり、操作感覚は追いついていなかったのかもしれません。
車の操る楽しみ。それは理屈よりもただ気持ちのいいエンジン音があって
ハンドルを切る、テールが緩やかにスライドし、カウンターを調整し、アクセルを
踏み込み、コーナーをクリアする。それが初代には感じられました。
それを触った瞬間感じさせてくれたのは、初代GTの次は、Forza3でした。
はるかに緻密な360fps/秒のタイヤのたわみすらシュミレートする物理演算と常時60fpsの
描画は、土台としてマニアが喜ぶものではなく遥かに敷居を広くした、まさに運転している
感覚を再現するために、究極までシュミレートした、、制作者の気概が伝わってきます。
GT5はどうか。
私はこのソフトのためにPS3を買いました。そして、もしForza3を抜く可能性を秘めた
タイトルがあるとしたら、このソフトしかないだろうと思っていました。
私は日本人ですから、どこかで日本人の技術がやっぱり勝つ、そんなことをどこかで
期待をしたりもしました。
しかし、残念ながら、このソフトはForza3と肩を並べてもいません。
環境は、プレイシートと海外の最高峰ハンコンのポルシェコントローラー(ボルコン)です。
コントローラーでもやりました。
私はまさかと思い、何度も時間をかけて検証しましたが、やはり失望の方が勝りました。
繰り返しますが、私はGT5をネガキャンしたいわけでもないですし、むしろ楽しみに待って
いた一ファンなのです。
【挙動】
何を重要視するかということで、挙動の評価も違います。
この評価は「ドライビングシュミレータ(カーシム)」としての評価です。
挙動ですが、とにかく曲がります。アシストをすべて切っても簡単にコーナーを曲がって
くれます。これそのものが悪いという評価ではならないと思います。気持ちよくスライドし、
減速すれば曲がる。良いでしょう。でも何か違う、、これを「シュミレータ」と呼び、それを売りにする
ソフトとしてはあきらかに違う、、。
簡単に初見のコースも走れてしまいます。しっかり減速をし、アクセルを開けていかないと
コーナーをクリアできないForza3は、やはりスリリングで、達成感もあります。自分が
成長して上手くなったことを実感できる嬉しさ。
これを「カーシュミレータ」と褒めたたえる人を否定はしません。楽しんでいる人を
わざわざケチをつけたくはありません。ただおそらくForza3をハンコンでやった人ではないでしょう。
【グラフィックス】
画像はどうか、、
ここの多くの方のいう「プレミアム」「スタンダード」差という以前に、この描画乱れと
背景の寂しさはないのではないか、、と思います。車を走らせている時、一番大事なのは
そのコースに空気感を感じ、没入できる背景ではないでしょうか?
GT5は車内視点にすると、描画fpsが落ちて、処理が粗くなります。これは制作者の方々は
いったい何をしたいのだろうと思いました。雨も夜も素晴らしい技術だと思います。でも
それはあくまで+アルファの要素であって、基本的なコースの作り込みにまったく優先度が
感じられません。
【サウンド】
サウンドはどうか?
スキール音は幾分改良されましたが、タイヤのよじれでスキール音が変化し美しく
なるForza3に比べ、単調ではあります。そしてエンジン音、、これは絶望的です。
延期まで繰り返すこだわりの制作者、山内さんは、なぜこれらのエンジン音をゆるすのでしょう?
なぜあそこまでテールランプなどの造形にはこだわって、この車の快感の肝がこれなのでしょう?
車を乗り換える時の感動。これははじめてアクセルを踏んだ時のエンジン音の感動でも
あります。Forza3でフェラーリF430やポルシェターボのはじめてアクセルを踏みこんだ時の
表しきれない感動が、別の車はどんな音なのか、、と駆り立てられます。
それでもこのGT5はどれも大差がありません。もちろんエンジン音は違うのですが、、
大切にされていない。乗り換えたいと思えない、、ただただ残念です。
【総評】
総評をします。
GT5を作った方々の並々ならぬ努力には敬意を評します。むやみに誹謗したり貶めたり
するのは本意としていません。
しかし、車が走る根本的な感動やエンジン音の高揚感、爽快感を出すスムーズさ、世界観に
入るための背景の作り込み、、こうした車ゲームとしての基礎をぼかし、その外側の
雨、時間変化、車内の細かい作り込み、デモや解説などで武装をした、「車のモデルングを
リプレイで鑑賞する」ゲームになってしまった気がしています。
細部にこだわりを持つことは素晴らしいのですが、それは太い骨格があってではないでしょうか?
制作者の視点がややずれていて自己満足になっていると私個人は思えて、正直その方向性に
がっかりしたのは確かです。
このゲームがつまらないか、、そんなことはないと思います。すくなくともNeed for Speedや
PGR4よりトータルで完成度は高いと私個人は思います(背景はPGR4も良い線いってます)。
しかし、沢山大風呂敷を広げてしまい、急にたたんで間に合わせた、、という感じがして
ならないのは私だけでしょうか?
ブランドも型番も違いますが、おそらく同じ品物と思われるEUPA超音波洗浄器の使用経験です。
汚れの落ちも操作の簡単さも満足でしたが、4年を過ぎて配線が蝶番のところで断線し動かなくなりました。
この値段で4年間頻繁に使いましたので、損な買い物をしたとは思いませんが、耐久性はそれなりだと思ってください。
ちなみに私は配線を変えてスイッチの位置も移動しましたので、本体が壊れるまではまだ使うつもりです。
天使のプレゼント マール王国物語
このゲームは、生きる事の大切さを100描ききっている作品です。
特に、仲間(又は友達)、愛、戦争についてを語っています。
私はこのゲームをやってタオルを持って大泣きしました。
それ程感動的なストーリーなのです。
でも、それだけじゃなくて、可愛いキャラクターがギャグを連発したりなんかもしちゃうお茶目なゲームでもあります(笑
とにかく、感動を求めている方、可愛いキャラクター&美青年好きな方は是非!!!
マール王国の人形姫‐リトルプリンセス‐天使のプレゼント 設定解説ファンブック (ナビブックシリーズ)
各キャラクターの詳細設定はもちろんのこと、用語集やゲームに出てきた街の解説、さらには今までのゲーム雑誌のカラー表紙などかなり細かいデータがのっています。1度でもゲームをしたしたことのある人なら買いでしょう。