東京-ニューヨーク(紙ジャケット仕様)
VODKA COLLINS「東京-ニューヨーク」です。ポップな味わいがあり、この時代のロックには味気ないと感じる人もいるかもしれませんが、これはこれで良い作品です。T-REXを彷彿とさせる音作りですね。でもいい作品に仕上がっています。個人的には2曲目が○。曲がいいのがこのバンドのいいところです。これまで聴き続けられてきた理由が理解できました。
『マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと』&『プラダを着た悪魔』ツイン・パック(アマゾン限定) [DVD]
マーリーを本命で買いました。
・・・んが!プラダも面白いじゃないの!!!
特典メニューもしっかりあって、
私の好きなNG集があって、メリルのNG、面白かったし、
マーリーも頑張ってんだなぁ!!と。
映画館では一度も観たことがなかったけれど、
これ、家では何回も観ています。映画館で観たかったなぁ。。。
マーリーは、犬を飼ってる私は「あぁ、うちも!!」なんて共感することもあるし、
マーリーの一生を描いているから、最後のシーンはやはり辛いものもありますが、
優しい気持ちで見れます。
プラダは、働く女性なら、業界や業種は違えど「うんうん分かる。」なところも多々あり。
ちなみに、おまけのぬいぐるみはカワイイです♪
マーガレット・サッチャー 鉄の女の素顔 [DVD]
メリル・ストリープの好演が評価の高い『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』ですが、首相サッチャーの個性、サッチャーが登場する土壌となったイギリス政界の性質は、必ずしも日本で十分に知られているとは思いません。
このドキュメントは「政治家サッチャー」について、本人のインタビューや彼女を直接知る人物たちの豊富な証言によって、客観的かつ明確にその「個性」を紹介しています。
『涙』が女性マーガレットに主眼をおいた作品とすれば、『素顔』は『涙』で描ききれなかった政治家サッチャーの資質と成果を見事に描いています。いわば『素顔』は『涙』の解説副読作品です。(そして必読作品です!)
サッチャー以前のイギリス政界は「調和と協調」の世界でしたが、悪く言えば「馴れ合いと事勿れ主義」の世界でした。そこに欠落していたのは明確な国家像を描き、強力な統率力を発揮する強い指導者でした。さしずめ大戦時のチャーチルのような。
「強いイギリスを思考し、野党や組合と真っ向から対決する強い指導者マーガレット・サッチャー」はそのような時代において生まれるべくして生まれた名宰相でした。
しかし時代の古今、洋の東西を問わず、指導者の椅子に長く座りすぎた為政者は、やがて頑迷になり、あるいは自らの信条に固執して、そして周囲を顧みなくなります。
欧州連合(EU)の前身・欧州共同体(EC)への懐疑、そして現在の統一通貨ユーロに対する英ポンドの優越を信じて『強いイギリス』という信条にこだわったサッチャーはやがて閣内からも孤立し、自ら辞任の道を選ぶことで11年に渡る長期政権に幕を閉じました。
同じような末路をたどった米大統領ニクソンのケースと比較した場合、ニクソンとサッチャーを大きく分かつのは「最高権力者」という地位に対する解釈の違いだったでしょう。ニクソンにとって大統領の地位に固執することは「権利の主張」でしたが、サッチャーにとって英首相を務めることは権威でも権力でもなく「政治家としての義務」でした。
それが一国の指導者として「有終の美」を飾れるかいなかの分岐点になるのではないでしょうか。
サッチャーは強い野心を抱いて政治に身を乗り出しましたが、その野心はあくまで「大英帝国の復権」にありました。
日本でも多くの多くの政治家が野心を抱いて政界に乗り出していますが、その野心はどれほどのスケールを持っているのでしょうか。
ソフィーの選択 [VHS]
名作中の名作でありながらなぜこの作品はDVD化はおろかテレビ放送(確か地上波で2回くらいしか放送されていない)されないのか?
ここからはあくまで憶測だが、当時、あるテレビの映画枠(メジャーな番組)で、この映画は放送されたことがある。その数日後、ある団体からクレームがついた。これは一部新聞報道をされたので当時の新聞記事をあされば容易にわかると思う。クレームの内容はキャラクターの描写に問題がありそれにより間違った認識と差別を助長させるというものだった。おそらくこの点がネックになっているものと思われる。
しかし、果たしてその団体のクレームは正当性があるものなのかは謎だ。この分野では先進的な位置にいるアメリカでは問題になっていないしヨーロッパでも同様だ。原作小説はピューリッツァー賞まで受賞しているのに。本国ではDVDも小説も発売されている。どうも解せない。
そろそろ関係者はきちっとこの問題に対して向き合う必要があるのではないだろうか?
逆差別を増長させ、見えない検閲をのさばらせ、不当な封印を解かないと芸術的価値を理解できないままになると思うが。関係者の勇気ある決断を求む。