語らずに死ねるか! 無名の元兵士たちの声 [DVD]
夏の上映会で見ましたが、とてもためになりました。
あの時代の空気が良く分かり、自分の祖父も戦場体験者です。元気なうちに戦場体験を聞こうと思います。
早速、購入しました。
奇蹟の飛行艇―大空に生きた勇者の記録 (光人社NF文庫)
実はどんな本かよく知らずに「零戦ってどんな飛行機なのかな?」という興味から買いました。
読んでみてびっくりでした。すごい!実際のパイロットだった方の著作なので迫力と臨場感が半端ないです。
読み始めた時は、零戦じゃなく輸送機の話だったので、少々ガッカリしたんですが、すぐにガッカリ所じゃなくなりました。
丸腰の大型輸送機が単機で戦争中の空を飛ぶというお話です。戦争中だから当然平穏な空ではありません。様々なエピソードが描かれていますが、どれもこれも本物ならではの凄みがあります。
戦記ものなのだと思いますが、物語としてもすごく面白いです。一人のいたずら好きな少年が飛行機にあこがれて夢を叶えて、でも戦時中で。かけがえのない友や、その死や。ピンチを切り抜ける知恵や勇気や。伝記のようでもあり冒険譚のようでもあり、最高の映画を一本見たような、そんな満足感がありました。
文章も読みやすいです。兵器とか歴史とか分からない自分が読んでも、ちっともひっかかることなく引き込まれて読みました。割とボリュームもあるので読み応えもあります。でも残り頁が少なくなると「ああ終わっちゃう…!」と名残惜しくなりました。
戦記ものにありがちな説教めいた批判はなく、また美化するような隠し立てもありません。殺すし殺されています。それが描かれているからこそ伝わってきたと思います。少し贅沢を言えば、解説で紹介されていた、戦後捕虜になり強制労働させられたというエピソードももう少し知りたかったです。戦争はない方がいいのは当たり前。だからこそ、知っておくべきことがあると思いました。
1/48 紅の豚 サボイア S.21
以前から気になっていたのでついつい購入。
気になるモールドは普通でしたが、パーツ数が少ないのと、カラーリングが単純なので、詰まる事無くサクサクと組み立てられました^^
ただ、現在のピトー管の役割をするパーツが接着しにくいのと、翼端の白と緑のストライプはデカールが用意されてはいるが、そのデカールが少々大きいのが残念。
紅の豚 [DVD]
もともとは飛行機の機内上映で企画された短編映画でしたが監督の航空機への熱い思いが炸裂したためにいつしか劇場用長編アニメに生れ変わった異色の経歴を持つ作品です。
私自身も航空機が好きなので正直もっとマニアックな物を期待していましたが映画自体は一般の方にも受け入れ易い冒険活劇と言った感じです。
ちなみに宮崎作品では古典的なセルアニメの手法で作られた最後の長編作品です、もののけ姫以降はセルとコンピューターのちゃんぽん、又はコンピューターのみの着色、編集がなされています。
ここに登場する人物は全て裏表が無く自分に正直に生きて居る人ばかりです、見る人によっては「単純で薄っぺらい」と感じる事もあるかもしれませんが変にドロドロとして観客に何かを考えさせようとする映画が多い中でとても爽やかで居心地の良い作品でした。
それに大空に舞う深紅の翼、カッコ良すぎます!
1/72 『紅の豚』原作「飛行艇時代」 サボイアS.21 試作戦闘飛行艇 フォルゴーレ号 (原作版・後期版)
原作のファンだったので購入しました!
プラモデルのサイズは手のひらサイズ、組み立て説明書は「飛行艇時代」の解説書も兼ねており、このフォルゴーレ号が存在していた時代の話とエンジンの雑学的な話が載ってますので原作ファンならずとも楽しめると思います。
肝心のプラモデルですが、飛行艇のほかに飛行艇専用の台座二つとフィオ立像フィギュア、そして前期・後期用の2種類のエンジンが付属しており完成度も申し分ないのですが、値段に見合う内容かと言われれば微妙なところです。