ラーゼフォン―夢みる卵 (MF文庫J)
アニメをきちんと補完しているので、本編を見た人なら特に面白く読めると思います。本編時で対立する各キャラクターたちが、なぜそれぞれの組織に帰属するようになったのか、彼らの動機と心の軌跡を丁寧に追っているので、納得できるオチに、登場人物たちの魅力も倍増しました。個人的には、自衛隊時代の功刀指令と三輪忍との関系を扱った章で、鉄面皮のような彼女の意外な本心を知れて良かったと思います。あなたのお気に入りのキャラクターの過去に出会えるかもしれません。
ラーゼフォン 多元変奏曲 初回限定版 [DVD]
アニメが苦手、抵抗がある人、オススメです!友人に薦められて観たのですが普通に感動しました!アニメ好きの人もエヴァンゲリオンのパクリもんだ、とか変な先入観持たずに観れば絶対面白いと思うはず!後日にテレビ版も観たのですが、若干内容が劇場版と違い後半部分の意味がよく分からず、消化不良でしたが、劇場版は内容が分かりやすく、初めて観る人にも全然オススメです。思わず最後は泣いてしまいましたが、人からここまで愛されたらほんと幸せだよ!思います。羨ましいです。。このアニメもっともっと人気が出てもいい!僕的にマニアックなイメージがあるアニメなので、万人に観てもらってそんなイメージを吹き飛ばしてほしいです!
ラーゼフォン〈1〉 (MF文庫J)
ラノベです。あまり一般には評価されていないものだと思いますが、読んでみるとめちゃくちゃ面白いです。SFの主力命題ともいえる侵略ものであり、しかも恋愛ものでもあります。
主人公神名綾人17歳、主人公に思いを寄せる紫東遥大尉29歳、その妹恵、TERRA(国連の下部組織でドーレム(劇中の敵の兵器)に対抗する唯一の機関)の司令、副司令、科学分析官、その助手、外部監察官、辰星(最新型の戦闘機)のパイロット、記者、謎の人物クオンなど、これら登場人物たちの一人称主観によって各章が構成され、したがって断章ごとに主観が変わるため、登場人物ごとの認識の差や思いのすれ違いが直接わかってしまいます。三人称視点を完全に捨てているため、状況描写は二の次でほとんどが心理描写なのですが、この大胆な構成がなかなか良い働きをします「ラーゼフォン」の場合は。というのも実は「ラーゼフォン」は"SFラブストーリー"で、人間の生々しい心のうちを読み手におもっきしぶつけるのを目的にしている物語だからです(違ってたらスンマセン)。
"MU大戦"とよばれる激震に見舞われた人類、ムーリアンなる侵略者に侵攻を許した世界。この突飛な世界を舞台にして、主人公神名綾人の主観を軸に、他の登場人物の主観が何重にも交差し絡み合い、読み手の興味をぐっとつかんで放しません。引き込まれますよ。
聖地巡礼 アニメ・マンガ12ヶ所めぐり
「木更津ツアー」とかいろいろドラマの撮影現場を見たいという人は多いが、アニメの風景にももちろん元ネタがある。
しかも、実写と違って、アニメだと絶妙にデフォルメされてるから、絵と写真を見比べていると、二次元と三次元を行ったり来たりするかのような不思議な感覚が味わえた。
周辺情報の丁寧な解説や現場の歴史にふれているのもいいな。
「タモリ倶楽部」あたりでやってほしい。