ラスト・ワルツ 2枚組特別編 限定仕様版
公開当時、同時上映がジミー・クリフの「ハーダー・ゼイ・カム」と言う、いかにも地方都市ならではのGoodな二本立てで(笑)。得した記憶がある。「ラスト・ワルツ」は音楽映画の最高傑作として既に認知されているので内容は言わずもがなだがマーチン・スコセッシ監督の作品のなかでも1,2を争う出来なのではと思う。ストーンズの「シャイン・ア・ライト」も良かったが。僕はこの映画でVAN MORRISONを知り、彼のファンになりました。他にもボビー・チャールズも参加してるらしいが。他の出演者もディランを始めとしたロック界の神様ばかり。しかしセンチメンタルのかけらも無し!楽しそうに最後のパーティを楽しんでる。ただファンとしては最後の「ラスト・ワルツのテーマ」が流れるシーンではグッとこみ上げるものがある。ロックが、アメリカン・ミュージックが好きな人ならば「一家に一枚」必携ですよ!
ラスト・ワルツ 特別編 [DVD]
この映画で記録されたザ・バンドのラスト・ワルツ・コンサートが行われたのが、1976年のThanksgiving。正確に言うと1976年11月25日から26日にかけての夜。あれから丁度30年たったのですね。豪華なゲストとともに繰り広げられた歴史的コンサートを見事に記録した映画の価値は不滅といっていいでしょう。問題は商品化の方法。完全なのかどうか不明のCDセットが発売されたり、DVDも安価な「特別編」が発売されたかと思えばこの「アルティメット・コレクション」が発売されるといった具合で、同じ音源・映像で手を変え品を変え商売するのはもうやめにして欲しい。それで、「特別編」とこの「アルティメット・コレクション」の差だが、音はDTSになって、音質に関しては向上している。しかし、映像面に関しては本編が長くなった訳ではない。「特別編」にない映像で付け加わったのは、「ラズロ・コヴァックス『ラスト・ワルツ』を撮る」という撮影の苦労話の回想が加わっただけ。音のデータが増えたこともあるだろうが、本作を値のはる2枚組みにする必要があったのかな、と思います。それにDVDに関して本当に本作が打ち止めになるのだろうか、そのうち未公開演奏シーンを追加した3枚組みとかが発売ということにならないだろうか、という疑念を持ちます。とはいえ、晴れてDTS5.1chサラウンドで映画を鑑賞できるようになったのは喜ばしい限りなので、星5つの評価とします。ファンとしてはこうなったらとことん付き合いますので、いつの日か30年前にフィルムに焼き付けた全演奏を収録した究極の「アルティメット」版が発売されることを期待します。
ラスト・ワルツ(特別編) [DVD]
公開当時は劇場で観てコンサートがフルで写っていなくてスタジオでのセッションやインタビュー(あまり為にならない)が挿入されていて散漫な記憶しかなかった。今回改めて観ると監督マーティン・スコッセシの意図が少し理解できました。後年ロビー・ロバートソンへの批判も多いけれど、画面でみるとバンドを維持するのが限界に達したという意味は人間関係ではなくて音楽的なものだったのだと思いました。行くところまで行ってしまったものしか味わえない空しさだったのでしょう。
本編は画面も音も綺麗になって迫力あるものでした。照明も凝っていて映画っぽくなっていたのを別添音声解説で知ることができて良かったです。映画監督って大変な才能が無いとできませんね。あと、特典映像で初めて観る事の出来た「ジャム2」でニール・ヤングが主体になって引っ張っている姿が微笑ましかった。彼の暖かい人間性を感じてしまった。に比べるとクラプトンってあっさりした人なんだなぁと思いました。音楽映画では他に抜きん出ている傑作ですね。これだけの歴史的なイベントだったのですから、当然より完全なフルバージョンで後年発売されるでしょう、楽しみです。
Stones
Stones、Iam...Isaidを含むアルバムです。
NEILのアルバムは大半がオリジナル曲ですが、このアルバムは6曲がカヴァーです。
ヴォーカリストとして勝負したアルバムです。なかなか味わいがあります。