どこかで聴いたクラシック クラシック・ベスト101
こういうクラシック大安売りみたいなのってあんまり好みじゃない演奏ばっかり入ってたりすることが良くあるんですが(私の場合は)、これはすごーく好みだった。全体的に。
特に5枚目、6枚目が好みです。
6枚目の#4のヴィヴァルディの春が個性的で面白いなーーと思いましたよ。
Hdurに入る前のアドリブが。カッコイイ!チェンバロとたぶんソロバイオリンかな?
演奏時間をちゃんとスコア既定の3分で収めようと思ったらこんなに速くなるのね…と、びっくりしました。
あと5枚目の#5のハンガリーが最高。あんなかっこいいハンガリー初めて聞きました!
いや、もちろんハンガリー自体がすごくかっこいいと思いますけど!
ほかにもいっぱい素敵な曲が盛りだくさんです。
と、以上素人発言でした。(笑)
PEACHBERRY
このアルバムは全曲名曲、名編曲、名演なのだが、どうしたら、この良さが、伝わるのか、判らない。
だって、アイドルのアルバムにインストが、入っているんですよ。
森高の歌うドラムは、全開だし、「銀色の夢」も「片思い」も、せつないし、この頃の森高は、かわいいし、でも、書けば書くほど、このアルバムの凄さの本質とズレる気がする。
次の「sa va sa va」と合わせてビートルズ「ラバーソウル」のように、聴いて欲しい。どこでも、安く手に入る
今のうちに、偏見を捨て、体験するべし。
YAMAHA RTX1000 イーサアクセスVPNルーター
中古相場を調べてみたところ,実売15k前後だったので,ホームルーターとして使うべく買ってみた
セットアップは基本的にtelnetでコンソールから行うので,Webベースのセットアップを前提にしているホームユーザーなら,購入は控えた方が良い
(一応機能として設けられてはいるが,あくまでオマケ程度)
機能的には今まで使ってきたホームルーターでは実現できなかったことが容易に実現でき,ほぼ満足
ただ,一部の海外製P2P系アプリケーションとは相性が悪いようで,PC 1台だけの接続においても膨大な数のNATが張られてCPU負荷が100%で張り付くという不具合がある模様
今のところ,NAT数の制限が出来るYAMAHAのルーターとしては,Rev.10系Firmwareを採用しているSRT100位か
もっとも,P2Pはテストで使っただけで,運用上は使わないのでRTX1000で問題ない
・・・が,洒落と遊び心でRTX1500かRTX3000辺りを試してみたいと思っていたり
ドキュメント東京電力―福島原発誕生の内幕 (文春文庫)
東日本大震災によって俄かに注目を浴びている東京電力、福島原発と原子力行政。
本書はそんな背景のなかで復刊した著名なジャーナリストによるドキュメント本です。
電力事業をめぐる民間(東電)と行政(通産省)の争いを中心に、そのなかで新エネルギー
とされた原発建設の背景などに切り込んだ内容です。
元本が書かれたのは1986年とかなり昔なので、その時点で原発がどのようにみられて
いたのか(このあたり、チェルノブイリやスリーマイルなど大事故が頻発)ということを
理解していないと、著者の言わんとしていることがよく分からない、ということになり
そうです。
クオリティとしては、東電の体質に深くメスを入れている訳でもなく、電力行政の歴史を
振り返るならもっと力作、労作があるように思いますので、復刊するほどのことかなぁ…
という気がします。
「東京電力」研究 排除の系譜
東京電力がどういった会社なのか。現時点で、ネガティブな印象がある企業の、その源泉がどこにあるのか。それを中立的な視点で追い求めた力作。
今にはじまった話ではなく、そもそも9電力体制のスタートが、国鉄の分割民営化のモデルだったくらいだから、本来であれば腐敗から遠い組織だったはず。けれども、レッドパージや労組つぶしに代表される、既得権益を保持していこうという産業界の経営層、保守政治家の意向が、公益事業の巨大な組織を腐敗させていく。原発そのものも、最初からゆがんだ形ではじまっている。
腐敗した組織は、原発の安全性を経済性に優先させることはできず、運転にあたっては8次孫請けまでいるような、ヤクザがからむような労働現場を提供し、再処理工場は誰も止めることができなくなっていく。
こういった話題に加え、本書の魅力は、神格化されてきた、東京電力の中興の祖である木川田一隆と経団連会長までのぼりつめた平岩外四の影の部分も明らかにしている点にある。木川田は強いリーダーシップで経営を引っ張っていったが、同時に労組つぶしの先頭に立っていた。そのことが、後に自浄能力のない組織につながっていく。
「排除の系譜」というサブタイトルの意味も重い。その論理が、外側が見えない組織、お客のことがわからない組織として肥大化させてしまった原因かもしれない、とも思う。
途中、発電所爆破計画など、寄り道が多く、読者にとってちょっとしんどいかもしれない。けれども、その寄り道を通じて、東京電力の腐敗は、実は日本社会の、あるいは政府や他の日本企業にも共通することなのではないか、ということにも気づく。幸い、他の業種は原発を持っていない。それでも、水俣病などを引き起こしてきた過去があるわけだが。
あと、著者の中立公正であろうという姿勢が好ましい。取材に応じてくれた人に対しては、東電社員であっても一定のリスペクトをしている。それはすごく大事なことだとも思う。