ベスト・クラシック100
CD6枚組みなので、1曲1曲のボリュームも安心です。
EMIレーベルということで、クオリティも相当高いと思います。
特にクラシック初心者にはもってこいですね。
有名な曲のオンパレードですので、このCDだけでもかなり楽しめますし、
このCDを手始めにクラシックの世界をさらに広げていくことも可能です。
また、CDごとにテーマ(元気がでる、リラックスなど)が設定されてますので、
気軽にBGMとしてもいかがでしょうか。プレゼントにもお勧めです。
最後に、CD6枚組みにもかかわらず、CD2枚組み程度のコンパクトな
パッケージも嬉しいところです。
ファンタジア スペシャル・エディション [DVD]
あの【ウォルト・ディズニー・スタジオ】が1940年に公開した、傑作中の傑作が本作品です。クラシック音楽をバックに7つの短編アニメーションがオムニバス形式で描かれているのですが、どれも素晴らしい映像ばかりです。物語の内訳は、
(1)美しい幾何学模様
(2)幻想的な妖精たちのダンス
(3)ミッキーマウスの魔法修行
(4)地球における生物の進化
(5)オリンポスの神々の1日
(6)動物たちによる時間のダンス
(7)闇の饗宴と光の勝利
の7つのイメージ映像から成り立っています。どの映像も非常に素晴らしいですし、何よりもバックのクラシック音楽とアニメーションによるイメージ映像の共鳴が、奇跡的なまでのハーモニーを生み出しています。初期のウォルト・ディズニー・スタジオが全力を挙げて完成させた、まさに【芸術的】な傑作です。これもまた時代を超えて永遠の価値を持つ、記念碑的な大傑作。アニメーション映画に興味がある方には【必聴必見】の作品です。面白いですよ。
ベスト・ピアノ100
既に多くのレビュアーが書かれている通り、これだけを以って作曲家や演奏家が込めた意図を十全に味わうことは出来ないでしょう。
作品に対する浅い理解しか生まないのではと危惧される方がいるのも尤もです。
好みに応じて聴きかじる事で、得られるものも失われるものもある事は、クラシックとジャンル分けされている音楽に限った事では在りません。
ただ、音楽との接し方にはバリエーションがあって良いと思うので、本当に最初の一歩、「カタログ」を見る様に、
虚実の相見える「クラシックの権威」に捕らわれない機会を提供している、という価値はあるのではないでしょうか。
ルイス・カーン―構築への意志 (建築巡礼)
作品をつくるごとに解決すべき新たなテーマを掘り起こし、そのテーマについての思索を深めていく、それが更なる創造の源泉となっていく。「このバスハウスの完成後、私は、他の建築家からインスピレーションを捜し求める必要がなくなった。」というカーンが次々と新たなデザインを生み出していく過程と、思考の変遷が年代順にわかりやすく述べられている。カーンの考察が一つ一つの建物にどのように表現されているかがきれいな写真とともに具体的に詳しく解説されており、カーンの格好の入門書である。これを読んで、さらに、カーンの語った言葉を読みたくなった。