ポケットモンスター 完全版 (ワンダーライフスペシャル 任天堂公式ガイドブック)
ポケモンのデータおよびシナリオ攻略両方において最高のクオリティをもつ本。
とくにエリアごとのポケモン分布図が凄まじく細かくて正確。
ほかの攻略本には載らないくらい出現率の低いポケモンの分布も載っている。
四色を遊びつくしたい人におすすめ。
ポケットモンスター 赤
後に大量の「ポケモンのパクり」というレッテルを張られるゲームを生ませた革命児であり、
当時落ち目だったゲームボーイをこのソフト1本(正確には2本だが)で復興させた救世主でもある。
野生に出てくるモンスターを仲間に出来るというシステム自体は
ポケモン以前から女神転生やドラクエ5などですでに存在していたが
はじめからモンスターで戦い合うことが想定されたゲームはこれがはじめてだったと思う。
それゆえ、サブシステム的な位置づけとして適度に手を抜いたものとなっているのではなく
それ(モンスター収集・対戦)に特化したゲームのつくりになっている。
RPGの面白さを語る上で自由度というものがあるが、
このポケモンはシナリオ的及びマップ的にはほぼ一本道で自由度が少ない。
しかし、捕まえたポケモンを適宜メンバーに加えたり抜かしたりする自由がある。これは大きかった。
ドラクエ3や9などもそうだがメンバーを自由に選べるということは、
予め用意されたプロットの中にありながら、人とは違う自分なりの経験をすることが出来ることにつながる。
しかもポケモンは初代で151匹もいるのであるからそのパターンも恐ろしく多い。
とりわけ情報も少ない初期のプレイなどでは新たに出てきた強そうなポケモンをメンバーに入れて育ててみると
意外と強くなかったとか、弱そうなポケモンが進化して一気にエースに化けたなどのサプライズもある。
そして対戦。どんなポケモンを使うかはもちろん、4つという限定された技の数に何を採用するか。
さらに驚くことに既に初代から個体値や努力値というものが設定されている。同じポケモンでも努力して捕まえて育てた人のほうが強いというシステムまで導入されていた。
赤・緑と分けて出る出ないポケモンを用意したり、通信でしか手に入らないポケモンを用意したりなど、商業的な側面でも革命的かつ有効な手段をとっていた。
また他のRPGと比較したときに「サクサク感」についても触れるべきだろう。ポケモンはこの時から戦闘アニメーションのスキップを設定することができる。
これが出来ないRPGは意外と多いのだ。これを導入してるだけでも長時間プレイのストレスがかなり減る。
このようにポケモンは革命児でありながら既に完成されたゲームであった。
ポケモンはこれ以後何作もでてきたが基本的な部分は何も変わっていない。
変えること=改悪にしかならないまでの完成度だからだろう。
ポケットモンスター 青
数年前プレイした時は、あまり面白さが分からず、すぐにやめてしまったのだが、
今回はちゃんと最後までプレイしてみた。一回クリアまでは13時間。
率直に言うと、まあそこそこは楽しめたかな、といったところか。
心底面白かったか、というとそこまででもなかった気がする。
悪い点
・わたしはずっと、最初の一匹のポケモンだけで最後まで進めたのだが、
しかもそのほうが楽に進める感があり、いまいち戦闘に戦略性を感じることができなかった。
・使えない技が多い。しかも技が大量に手に入って、道具の容量が満タンになり、かなり邪魔だった。
・戦闘が多い。敵が大量のポケモンを持ってたりするとうんざりする。
・後半のダンジョンが広い。かなり迷った。クリアできないというほどではないが。
きらりと光る見どころがある部分もあり、小学生とかには人気がある理由も分からなくもないのだが、
やはりいい年こいて、目も肥えている大人がプレイする分には、荒削りの部分も多く、まだパンチ不足かな、という感じがした。
ポケットモンスター 赤・緑・青 必勝攻略法 (ゲームボーイ完璧攻略シリーズ)
とにかくわかりやすくて良いです!
ポケモンが使える技やアイテムの一覧表、ポケモンの出現場所などが載っていて、
赤、緑、青の攻略ならこの一冊だけでも十分だと思います。
ポケモン図鑑も五十音順で調べやすいし。
どの攻略本にしようか悩んでいる方にはオススメです。
私はこの本を買って正解でした。
Harrison's Principles of Internal Medicine, 18th Edition (2-volume set)
1949に1eが出版されて以来, 62年間で17回の改定を経た18e.
先人の知識の累積を手に入れることができると考えると, 安い買い物です.
(数年後に出る日本語訳は恐らく3万前後すると思います)
内科学の教科書としては唯一, 人から薦められます.
世界中で使用されていて, 特に母国語の医学書がないような国では原書で用いられているからか、英語は読みやすいです.
全体としては膨大ですが、各項目の量は適切で, 1 Chにつき大体20, 30分程度で読めます.
項目が多すぎるせいか目次は結構雑なので, 体系的に学ぶというよりは辞書的な使用法が主になりますが, 的を絞れば通読も無理ではないと思います.
各科の専門書には敵わないところは当然あるので, 教科書という域は脱しません.
対象読者も, 内科医が専門外のことで調べたり, あとはGPやスーパーローテ/ポリクリ中の研修医/学生でしょうか.
持ち歩きには向きません: 大きく重いうえ, 分冊間での参照とかあるので2冊一緒に用意しておきたいです.
各部の色分けなんかは17eのほうがきれいだったと思いますが, これは見た目の問題ですし人それぞれですね.
Rx部全体に黄色い網掛けが入っているなど、アクセスのし易さは向上しています.
DVDは何個か見ましたが, 実技はNEJMのビデオ講座のイメージです.
内科疾患で外科的治療もある場合, もう少し触れていてほしいと感じたことはあります.
本棚で眠らせないようなるべく頻繁に参照するようにしています.