若者のすべて【HDニューマスター版】 [DVD]
バーリ発ミラノ行きの汽車で田舎町から都会へやってきた家族の物語。
あんな母親持ったら疲れるだろうな、と思えてくる。
己の子供への依存を信頼という言葉に挿げ替える。
今でこそオバケのようになってしまったクラウディアカルディナーレの美しさには目を見張るものがある。
登場人物のほとんどが喋るだけの動物のようで大変。
ロッコが
「都会の生活に馴染めない。慣れたくないんだ」
というシーンはなかなか興味深い。
同じような葛藤を抱えて生きている人は今でも多いだろう。
問題の本質はそんなところではないのだが。
家族の中で唯一正しい判断が出来るチーロが末っ子に語りかけるシーンはそれまでのモヤモヤを全て吹き飛ばしてくれる。
ラストカットの末っ子が道路を歩いていく姿には未来への希望を感じさせていい終わり方でした。
若者のすべて [DVD]
ヴィスコンティと言えば、どうしても最晩年のデカダン5部作品が日本では有名なのですが、私にとってのベストはやっぱりこれー(この作品が理解できたことによって初めて他の彼の作品も分かるようになったんです)。ある時、ヴィスコンティに関する本を読んでいて、彼が死ぬまで最も愛していた作品が、これと”揺れる大地”であったと言うことを知って、やっぱり、とおもったんです。何と言っても、他の作品に比べると、その気迫の入り方が違いますもんね。
最晩年の彼の作品は、年齢のせいもあるんでしょうが、やや悲壮感が過ぎると思うのです. ”若者のすべて”の場合、希望と絶望、滅び行くものと未来を生きるものの両方に存在感があって、その拮抗がすさまじいテンションのドラマを生み出していると思います。やはり必見の作品です。
ただし.私自身も3回劇場に見にいってやっと理解できた、と言うくらいに集中力を要求する作品なので、自宅でDVDで鑑賞する場合は、どうか電話もとらず、お菓子も食べず、じっくりと見て下さい。
Here We Stand
前作コステロはとてもいいノリと口ずさんでしまうナンバーが多かった。このアルバムはいいノリと重めのギターサウンドのナンバーが多い。個人的にはどちらもいい。今後もっと評価されてもいいアルバムではないでしょうか?次が楽しみ。
Costello Music
最近、パッとしたCDにあたることがないなぁと思っていた所で
出会ったのが、このCD!
Oasis系が好きでもっとメロディアスな曲調が好きな人にお勧めの一枚!
一枚のCDとしての構成や流れもいいので一枚を何度もリプレイしても十分に楽しめる
と思います。
Costello Music
失礼ですがこのアルバムをほんの少しでも好きになれない方は、
ロックやポップを聴かない方がいい。
おそらく何を聞いてもご満足いただけないでしょう。
全曲素晴らしい出来の名盤です、間違いなく。
新人でこの完成度は驚愕です。
YouTubeに大量のミニLIVE映像が流れているのも納得です。