大空港 [VHS]
日本ではパニック(恐慌)映画と呼ばれている。
「タワーリング・インフェルノ」「ポセイドン・アドベンチャー」の先駆けとなった作品だが
私にとってパニック映画といえばこの映画。
小学生の頃 テレビ画面に釘付けとなり、身動き一つできなかった事を思い出す。
今、改めてビデオテープを回してもその鼓動は失われていない
様々な人々の生活を描きながら、その登場人物が一カ所に集まってくる伝統的な(グランド・ホテル)形式が 遅まきながら新たな方向へ歩み出そうとしているハリウッドにおいても、立派に通用する(物語の構成)事を証明した。
ユニバーサルにとっては名物シリーズとなり多くの空港ものが制作された。
音楽もすばらしい!!
大空港 [Blu-ray]
メーカーに確認したところ、「日本語吹替えは収録されない予定」との回答をいただきました。
これでこの作品の日本語吹替え収録があるソフトは現時点では
TVオンエア版(約90分)の日本語吹替え音声収録がある『大空港 (ユニバーサル思い出の復刻版DVD)』だけということになりますね。
大好きな作品のひとつなので、う〜ん残念!の−☆です。
---8月22日追記---
音声に関してですがパッケージには英語のみの表記がされていますが、
ジェネオン・ユニバーサルから発売されている他のBlu-rayのように、
その他にもフランス語・イタリア語等の数種類の吹替えが収録されていました。
期待した日本語吹替えは、やはり収録されていませんでした。
*ちなみに上期商品は2012/11/2に廉価版で再発予定です。
画質はDVDではかなり気になった(特に冒頭)ゴミやフィルム傷は極力取り除かれており、
そういう物が全く気になる事はなくなり、フィルムグレイン(ザラザラ)も少なめで、観やすい!
発色も1段階明度を上げたかのような印象です。
DVDとは雲泥の差ですね。とても良いレストアだと思います。
しかし、DVDの時の唯一の映像特典だった予告編が無くなってしまったのは残念です。
■映像
:1080p Hi-Def/16:9 スコープサイズ
■音声
:英語(5.1chサラウンド/DTS-HD マスターオーディオ)
大空港 下 (ハヤカワ文庫 NV 49)
前半の殆どが人物描写に割かれているので話の進行が緩慢でウンザリしたが、後半に入った途端テンポが上がり内容もよりスリリングに展開して止められない面白さだった。
書かれたのが30年程前なので、空港設備や機内乗務員の待遇等々、時代を感じさせる部分はあるが、この本の面白さになんら支障をきたすものではなく、それどころか現在でも飛行機は人によって飛ばされているし航空管制は人の判断によって行われる。空港は人の手によって運営され、また多くの空港が抱えている問題も同じであろうことなど、現在と照らし合わせてみてもなんら色褪せることはない。 同様の事が明日どこかの空港で起こってもまったく不思議はないのである。
大空港 上 (ハヤカワ文庫 NV 48)
別宮貞徳氏から、誤訳のオンパレードと指摘された代物。原文の英語と翻訳を見比べると確かにすさまじい。そもそも、日本語になっていない(日本語として意味が通らない)のだから、翻訳以前の問題。日本語のできない翻訳者を使って、日本語のできない担当者が活字にしてしまったのでしょうね。翻訳者は変わっていないようですが、翻訳は修正されたのでしょうか?