Magic Tree House Fact Tracker #15: Tsunamis and Other Natural Disasters: A Nonfiction Companion to Magic Tree House #28: High Tide in Hawaii (A Stepping Stone Book(TM))
アメリカの小学生用の科学本です。津波、地震、火山、地滑りについて図や写真が多く分かりやすく書かれています。
イギリスの女の子が津波を学校で習い、半月後タイを旅行中にビーチで津波に気付いて周りの人に知らせ、多くの命が助かったという導入部から面白く読めます。こういう、手頃で楽しい子供向けのノンフィクションの本が豊富に読める英語圏の子供はいいなあと思いました。
Tsunami!
小泉八雲の"A Living God" を元にしたお話です。Ed Young が、Lon PoPo やSadakoで見せている独特の陰影のある筆・色使いからは想像できないインパクトのあるコラージュを創っています。特に津波のシーンには、自分の想像力を喚起され、震えるような感触を覚え、息を飲みました。写真では決して味わえない感覚です。手にしてよかった絵本の一冊です。
TSUNAMI3・11: 東日本大震災記録写真集
津波が全てを流し去った後の荒涼とした光景と、その場に佇む人の表情が忘れられません。線路はねじ曲がり、船は丘に打ち上げられ、瓦礫の中に原形を留めない車があります。ショッキングな写真も何枚かあります。福島での写真は原発事故がクローズアップされた写真が多くありました。
実際にこれだけの瓦礫を片付けるにはどれくらいの労力を必要とするのか、気の遠くなる膨大な量です。家族を失い、家を失った被災者の方々に、復興を成し遂げる気力はあるのか、特に高齢者の方の心情を慮ると心が重くなります。
前書きは『「天罰」と「天啓」をつなぐ架け橋』として、今回の津波をどのように捉えるのか、読者に問い質しています。私は天啓と捉えたいし、捉えなければ先に進めないと思う。
復興の掛け声は大きくても、それを実現するには粘り強い取り組みが必要だと思います。「復興」の声を忘れないためにも本書は常に近くに置いておきたいと思います。
バラッド3 ~the album of LOVE~
今、私は22歳ですが、それは、私が20歳だったころ、テレビから慕情が流れてきて、なんだこのすてきな歌は、っと、、、。そう思ってあわててCDを買いに行きました。そこにあったのが、このバラット3でした。それが私のサザンとの出会いです。この中には、気になってた慕情はもちろん。名曲、真夏の果実や涙のキッス、2枚目には、愛の言霊、TSUNAMI、LOVEAFFAIR、など私の世代でも知ってるヒット曲が入っていて、即買いしました。もちろん、内容ははずれなし。こんなに良い曲があるのか、、、っと、今迄知らなかった自分を恥じるほど。もし、22歳前後で、サザンを知らない可哀相な人がいたら、このバラッド3をすすめてあげてください。その後、どんどん、桑田さんのCDを買い始めるでしょう。これほど、完成度の高いバラードを、個性的なロックを、お洒落でユーモアのある、幅広い曲を作れるのは、桑田さんだけでは?。声もしゃがれてて格好いいし。戦後日本の、最高レベルのミュージシャンだ。
三陸海岸大津波 (文春文庫)
東日本大震災で受けた津波被害は、
ここに書かれていることとあまりに酷似しているように思える。
瓜二つなのは地震や津波の様子ではない。
被災のしかたのこと。
一例を挙げると、先日TVでの報道がある。
津波被害の及んだ地域には仮住宅といえども建ててはならないとした知事に対し、
漁業を営んでいた村民がなるべく元の位置に許可を出して欲しいと嘆願されていた。
いつくるか分からない津波のために日々の生活の不便は許容できないのも当然だろう。
しかしまた同じことが必ず繰り返されるに違いない。安全とは何か。命とは何か。
そして都会であれ地方であれ、自然と暮らしていくこととはどういうことか。
今回わたしたちが目の当たりにしていることとこの本に書かれた過去の記録を通じ、
考えなければならないことはたくさんあるように思われる。
『三陸海岸大津波』にはたくさんの被災者の声が記録されている。
『東日本大震災100人の証言 AERA緊急増刊 2011年 4/10号』と比べながら読まれるといいかと思う。