若者たち
デビューアルバム。
インディーズ時代はフィリッパーズギターフォロワーと言われていた彼らだが、このメジャーデビュー盤は、はっぴいえんど色全開で、あまり芸はない。
この頃はサニーデイサービスの音楽的な独自色はまだそれほど出ていない。
サニーデイ・サービス
4枚目となる「旅」がテーマのアルバム。
ファンの間では2枚目の『東京』と本アルバムのどちらが最高かと議論になる。
このアルバムで特筆するところは、作詞、作曲面どちらにおいても前作と比べて成長が著しく
またコンセプチャルに構成されている点。
またオリジナルメンバーである3人のサニーデイ・サービスが一番輝いている瞬間を収めたアルバム。
メロディーと詩が適度な距離をおいてリスナーに語りかける。
今でも日本のあらゆるポピュラーミュージックのお手本になりうる代表作。
24時
クーラーのないアパート/無風の熱帯夜
街の灯かりはすぐそこ/夜はまだそこで待っている
気の抜けたビールを片手に『24時』を聞いている。
出かけるのは今日はよそう。
君からの電話をそっと待とう。
~そんなだらだらと続く夏の夜に、是非。 天才・曽我部恵一の珠玉の一品。
必聴「シルバー・スター」、「24時のブルース」。
~シングルCD付の2枚組みです。
LOVE ALBUM
リーダーのかたのソングライティングセンスがいいすね。やけに地味な印象だなと思ったら、これがラストアルバム。シンプルなアレンジと自己のペースを崩さない姿勢がすばらしい。リズム音楽全盛の時代にたしかにこのスタンスはかなり厳しいですが。ハウスなアレンジもさりげなく取り入れていますが、スケベこころがいまひとつ足らない様でして。
このバンドの人はやけに『ストイック』なのですね。無理矢理売ろうというのはやらないみたいですね。ロマンティスト&スタイリッシュなのはいいのですが。なんだか閉じていて開かれていないなああ。
10点中6点