喰いしん坊 〔大喰い開眼篇〕 [DVD]
今年の3月までテレ東系の「ドラマディック競馬」に出演していた萩原流行が何故「ウエスタン予想」だったのかが、この作品を見てようやく理解できた・・・
原作を読んだ方には特に付け加えることはないが、知らない方のためにどういう話かについて説明すると・・・パッケージや配役から導かれる、おおよそ皆様の想像通りの内容で間違いないので、B級のノリが大好きな方は是非一度ご覧いただきたい。
とにかく、主人公(大原満太郎役)の河合我聞の脇を固める多士済々の配役が色々な意味で絶妙である。萩原流行(主人公を大食い道に導くマカロニウエスタンスタイルのプロフードファイター・ハンター錠ニ役)の面白いともカッコイイとも不気味とも何とも言い切れない、それでいてとてつもなく大きな存在感、トレーナー(犬丸)役の三瓶や同志(鳥飼)のほっしゃん。の独特の語り口調、敵のボス・サッチーのやる気のない演技(演技指導などせずにいつも通りに振舞って貰った方が良かったのでは?)そして、ギャル曽根やKABAちゃん.を始めとするライバルの面々・・・真面目にやっているのに何だか失笑を禁じえないという原作独特の雰囲気を全く壊していないという意味では、これ以上の配役はあるまい!
敵味方がはっきりした非常に理解しやすい話なので、暇つぶしに独りで見るのも、ご家族団欒で楽しまれるのも大変結構であるが、恋人同士ではムムムである。いずれにしても、是非「空腹時」にご覧いただきたし。
くいしんぼう
高橋さんの本を買う人は 文章よりも スタイリングのファンが多いのではないでしょうか?その点から 言えば (この本は 筑摩書房が出版元なのですが)文章が 上下二段で書かれていて メディアファクトリーの本に慣れてきた読者が読むには 読みづらいし、今までの著作に比べて写真が少ないです。みどりさんの交友関係者とのエピソードで綴られていますが 字が大きい分 なんとなく内容が中途半端で みどりさんの良さが伝わってきません。他の出版社から出せば また違った感じになったのかな・・と思います。