乱と灰色の世界 2巻 (ビームコミックス)
1巻は乱の話が中心でしたが、この巻では家族みんなに変化があります。
新しい登場人物や事件が起きて、関係が複雑になってきて楽しい。
もちろん、全編通してかわいさもあって、特に兄妹関連はこっちが照れそうになりました。
かわいさの中に刺激があり、盛りだくさんで、話に引き込まれます。
かなり気になる終わり方をしているので、次の巻が待ち遠しい・・・。
群青学舎 四巻 (BEAM COMIX)
大好きな『群青』シリーズもとうとう完結です。
これまでに登場したキャラが嬉しい総出演。見どころいっぱいの最終巻です。
素敵なエピソードばかりですが、私のお気に入りは前後編「橋の向こう側」、連作「七色」三部作、「after story“四季”」です。
「橋の向こう側」は、なんと『コダマの谷』のライダーとマージが登場。
とある宿屋に宿泊する事になったライダーとマージ。滞在している間、マージはその宿屋で働く事に。
マージ、美人になりましたね〜♪ ライダーは相変わらずですね…(笑)
「七色」三部作は、セクシーで大らかな美人ママと優しいパパ、その息子たちのお話。
アースラ・ママがゴージャスで素敵です。仲良しファミリーに癒されます。
そして「after story“四季”」。都さん、グゼニア、マリオン、待宵姫―。ほぼ全ての登場人物の“その後”が描かれていて嬉しいです。
あの男顔だったユリアナ姫が美しい姫君に成長されて…!(相変わらず男勝りですが)
ニノンとサミーもいい感じ♪ 2〜3コマだけじゃなく、もっとたくさん描いてほしかったな〜。
もう彼女達に会えないのは寂しいですが、この漫画に出会えて良かった。また1巻から読み直すとします。
乱と灰色の世界 1巻 (BEAM COMIX)
入江さんの作品は、異国情緒溢れるファンタジーものや、萩尾望都ばりの外国の寄宿舎ものが似合う絵柄だなあと思っていましたが、やられました・・・。
日本を舞台にしたファンタジーでも十分合います。というか、おそらく自分の絵柄に合う内容を緻密に計算されているのでしょう。
他の方も仰っているように壮丁が素敵です。
壮丁を見ただけでも分かるでしょうが、描き込み量が半端ないです。
月刊誌?でこのクオリティを保っているのがすごいです!
内容も、魔女っこものということでファンタジー要素あり、こどもなので学校での対人関係あり、恋の予感ありともりだくさんの内容ですが、それをバランスよく出してくれるので、読んでいて非常に楽しいです。
キャラクターの作りこみもすばらしく、一話目から十分感情移入できるキャラクターたちです。
たしかに絵柄に好みが分かれそうな作家さんではありますが、絵柄に惹かれるなら、24年組が好きならおすすめです!笑
乱と灰色の世界 4巻 (ビームコミックス)
早くも4巻。
大変失礼ながら、1巻2巻あたりまでは
ただ日常を描いていくだけのお話だと思ってました。
前巻あたりから雲行きが怪しくなってましたが
今回は結構悲惨かも・・・
(虫とか苦手な方はやめた方がいいかも?)
静おかーさまや黒羽組のみなさんの健闘を祈りつつ、
物騒な局面は早く通過してほしいなーと祈ってしまいます。
おにーちゃんたちのいちゃらぶとか
おーたろーの理性との闘いとか
なんとかくんとの小学生生活を
だらだら書いてくれるだけで満足なんだけどなー
「最終幕へ向けて」なんて煽り文句見ると
ただたださみしくなっちゃうのは私だけ?
Quarterly pixiv vol.07 (エンターブレインムック)
入江亜季さんのファンなので、作業工程など興味があってはじめて買いました。
しかし、工程というよりは漫画に対するスタンスなどについてのインタビューで
実際の作業などはだいぶ少なく、ちょっと残念。
漫画の描き方を特集というわりには、原稿用紙の使い方から書いてあって
正直この雑誌を買うような層には百も承知のことなのではと思われました・・・。
あと内藤泰弘さんのインタビュー記事の背景も森薫さんと入江さんの原稿を使った
デザインになっていて、それもちょっと「?」でした。
とはいえ雑誌自体がイラストなどたくさん見られてよかったです!
全体のデザインもよく、また気になる特集があったら買おうと思います。
ただ、端々で文章の稚拙さが気にかかりました。
ライターさんが書いてるわけじゃないのかな?
特にゼブラの工場レポートの文章はひどい。