魔法遣いに大切なこと 2 [DVD]
魔法使いの研修生が、魔法を学びながら、人として成長していくお話。
声優は芸能人の宮崎あおいさんがやってますが、割と良い感じです。
もし、魔法が使えたら、ずべての人を救えるのだろうか?
そんな願いや悩み、喜びや悲しみを上手く描いています。
「魔法使いのアニメ」で派手なものを連想しがちですが、
現代社会に本当に魔法が存在したら、という世界を描いています。
周りのキャラクターについてのお話があまり掘り下げられなかったのが残念。
全体を通して、ゆっくり楽しめる大人な作品です。
サウンドトラックも癒されますよ。
魔法遣いに大切なこと オリジナル・サウンドトラック
劇場版 魔法遣いに大切なこと プレミアム・エディション [DVD]
この監督の着眼点はいいがイマイチ盛り上がりに欠けるます。キャスティングに岡田君は格好いすぎるので無しで。山下リオ好きならいい演技してますんでいいと思います。
人間失格 (SDP Bunko)
私は、性格の障害を持っているかもしれなくて、
その障害について色々調べていたら、太宰治も
同じ障害をもっていたそうで、凄く興味津々で、
一気に読んでしまいました。主人公と自分が
かなりダブル所があって、あ〜同じだな。と
思いながら読みました。
やっぱり私はダメだな〜。と思いながら、反面、
人間失格が多くの人に支持されるのは、みんな
何処か惹かれ、同調する部分を持ち合わせている
ということなのか。と思うと、私も少し救われま
した。私自身が存在していることを許可してあげ
ようと思いました。読んで良かったです。
他の太宰作品も全部読みます。
Charaberrys Vol.5 (エンターブレインムック)
マクロスFの特集が、かなり力が入っています。監督インタビューもよいし、アルト君はじめ男子キャラ総力特集という感じ。でもランカちゃんやシェリルもしっかりチェックしているし、かなり読み応えがあります。
個人的に夏目友人帳も大好きなのですが、そっちもかなり枚数を割いて特集していました。値段がやや高いのがなんですが、かって損はありません。空の境界、マクロスFのポスターもついてるし。
魔法遣いに大切なこと~夏のソラ~ 1(初回限定版) [DVD]
動かすことに頓着しない演出はアニメの可能性を押し広げた。都会の群像と個の内省を拾うように実写的背景にカメラを向けた演出法は、ドラマの間(ま)や音楽・環境音に自然と重きが置かれる。演出を含む映像作り全体で実写風を目指したことは、果たして魔法という空想的産物を描くのに釣り合うだろうか? それは杞憂であった。魔法は内的なものの象徴でもある。魔法遣いの描き方が非常にリアル。リアルは語弊があるとしても魔法の使用が厳かに描かれている。呪文を詠唱する上辺の行為や、成し遂げた結果で魔法を描いていないことが「リアル」という所以です。深い洞察とか他者への思いやり。その瞬間に取り沙汰されるのは魔法遣いの真心であり、方法や結果を超越した愛の閃きがもたらす癒し。魔法の使い方を知らなかった豪太が最後に見せるそれは彼の人間的成長を端的に示している。ソラに代表される個人の背景(人や故郷)と、通り過ぎる都会の喧噪の狭間に、揺らめくアイデンティティを浮かび上がらせながら、日々私たちが感じる寄る辺無さや絆への渇望、ノスタルジーに触れる。都会という交差点で絡み合う群像の距離感が秀逸です。フレーム外にある過去や未来という不在の時空への夢想を浮き彫りにする孤独な現在(いま)が澱んだ風景の中に泡のように浮かぶ。ソラの背負う宿命と故に囚われていく在り方。見えにくかった物語の素性が俄に見え出す10話は分岐点になる。ソラの心を研ぎ澄まさずにはおかない父から受け継いだ才能はソラ自身の十字架となった。父親との邂逅を描く旅路。アンゲロプロスの『霧の中の風景』を私は思い出さずにいられない。ソラを見つめる描き手の慈愛。そして、出会う世界との響きあいの中に、希望の灯、時空の超越・存在の証を疑わないソラの凛とした魂の軌跡は、彼女が私たちにかけたとびきりの魔法に違いない。個人的には2008年度ベスト作品の予感がします。