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イラクは食べる―革命と日常の風景 (岩波新書) イラクで今なおテロや暴力対立が横行する現状は、独裁者のいない民主的で平和な国家という理想とは余りにかけ離れています。イラクで暴力が頻発する原因はアフガニスタン同様、イラクの政治集団の間でのイラク人としての連帯意識の欠如、政治目的のために暴力に依存する体質が原因だと言えます。本書ではシーア派、スンナ派、クルド人の現状を描く事で、イラクが暴力の論理によって陥った袋小路を描き出しています。
 シーア派の支配地域では、民兵の治安機関独占、憲法のイスラーム化、女性や子供の抑圧などの問題が引き起こされ、議会選挙で協力したSCIRIとサドル潮流が後に頻繁に暴力対立を繰り返しているように、暴力対立がシーア派同士にまで及んでいます。
 スンナ派の支配地域では、シューラー評議会などにより、ファルージャ首長国に代表される治外法権が生み出され、スンナ派政党と地元部族の間に対立が生じています。
 クルド人自治区では、連邦制の下で地方政府に多大な自主性が与えられた事で、少数派であるトルコマン人やアッシリア人との間で緊張関係が生じています。
 共通するのは、派閥の利益のために暴力に訴える各派の体質です。アラブ世界で繰り返されてきた軍事クーデター体質の象徴と言えますが、本来ならこうした暴力体質を払拭し、国民や政党にイラク人としての連帯意識を形成する事がアメリカの役割のはずです。しかしファルージャやサドル潮流への攻撃で民間人に何百人もの犠牲を強いている事を見ると、アメリカもまた、民兵の暴力の罠に陥り、身動きが取れなくなったと言えます。
 今後イラクに適切な支援を続けるためには、暴力への過剰依存で袋小路に陥ったイラクの現状への理解が不可欠です。イラクが平和で民主的な国家となって初めて、戦争を始めたアメリカも面目が立つのかもしれません。本書はそんな事を考えさせられる1冊です。

評価が低めなようですが、私的には満足しています。

まず、兵器数が多いことにビックリしました。世界各国の兵器を操れるのはおもしろいです。

さらに、生産タイプを自由にエディットできるのもおもしろかったですね。日本に空母を生産させたり、色んな楽しみ方があると思います。

マップもシナリオ・キャンペーン・ノーマルなど、多彩なものがあります。特に、誰かが昔作ったノーマルマップはおもしろいものが多かったです(地球全体で戦争や、ラーメンが戦場など)

ただ不満点は一つ、グラフィックがしょぼいところです。2Dにするにしても、もう少しリアリティがあっても良いとおもいます。

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