稀勢の里関 8年ぶり母校訪問 「我慢」力説
龍ケ崎市長山の市立長山中学校(鈴木裕一校長、生徒297人)で25日、同校出身で大相撲の大関稀勢の里関(26)=本名萩原寛、牛久市出身、鳴戸部屋=を招いた「稀勢の里先輩を迎える会」が開かれ、稀勢の里関は「我慢した人間が輝く」と後輩たちにメッセージを送った。 同校の創立30周年を記念し、訪問が実現しました。稀勢の里関の来校は8年ぶりで、スクールカラーのえんじ色の着物を着て登場した。 稀勢の里関は、自身最後の学校生活となった中学時代を振り返り、「一番盛り上がったのは体育祭。全力でやったことを思い出す」と懐かしんだ。角界入り後は、あいさつや掃除を覚えることが苦労したという。十両昇進から大関に上がるまでの期間について「つらい思い出ばかりで辞めようかとも思った。我慢して一生懸命やったのが良かった」と忍耐力の大切さを説いた。 また、生徒の質問に答えたり、生徒と教諭の2人を相手に腕相撲を取って"圧勝"するなどし、交流を楽しんだ。