生きながら火に焼かれて
TV番組でたびたび取り上げられているので、表紙を「見たことある」という方も多いかと思います。仮面を付けた女性のこの写真は少し現実離れしていて、怪しさを感じてしまうかもしれませんが、内容は具体的で現実を突きつけられるものです。
著者は、現在でも世界のいたる場所で慣習として残り、黙殺されている事実「名誉の殺人」の犠牲者です。「名誉の殺人」とは、女性が男性と不純な行為をして家族に恥をさらした場合(もしくはその疑いがかけられただけの場合でも)に、その家族の手によって女性を殺害するという慣習。またその殺人を実行した人物は英雄として尊敬されるといいます。著者は、この慣習によって殺されかけたのですが、NPO団体に保護され、奇跡的に生還し、ヨーロッパで暮らしています。この「名誉の殺人」の犠牲者は世界で年間6千人。事件や事故に見せかけたものを含めるとその数は2倍にも3倍にもなると言われています。生存していると分かれば、外国までも追って殺人を全うすることもある中で、この著者が危険を冒して告発したこの本はたいへん意味があるものであると思います。
内容は、著者の記憶を頼りに、幼いころの記憶、ヨルダンでの生活、「名誉の殺人」を受けるまでの経緯から、救出されヨーロッパで暮らす現在に至るまで、時系列で書かれています。飾られず、事実を淡々と述べられているその文章は、それが偽りのない事実であることを語っているようです。
この「名誉の殺人」に対して、私は何をすることもできないけど、この事実が現代の世の中にも間違いなく起こっているという事実をより多くの人が知ることが、まず必要なことであると強く思います。この慣習について「知らなかった」もしくは「聞いたことはあるけど、どんなことか分からない」という方に是非読んでもらいたいです。
生きながら火に焼かれて (ヴィレッジブックス)
はじめは、この本の内容が本当にあった話だと思っていませんでした。
それくらい私には非現実的な内容だったので。
女性として生まれただけで奴隷扱い。
男性と視線すら交わしてはいけない。
まだ幼いのに、仕事をするのが遅いなどで、実の父にムチのようなもので殴られ・・
殴られない日のほうが珍しく。
それに比べて男性は、自由な生活。
結婚前の女性は男性との接触を禁じられ
もしもそのような事があったと分かったら家の恥となり
家族の誰かが「名誉の殺人」を行います。
この村の風習とはいえ、日本で育った私には信じがたい世界。
しかしこの村には当たり前の出来事なわけで。
そんな風習がなくなってくれることを祈りますが
やっぱり実際難しいのかな。
私たちで何かできることできることがあるのでしょうか。
何もできないのかもしれません。
なんだか色々と考えさせられました。
私は一冊の本を読んでるあいだに飽きてしまい、最後まで読まなかったりするタイプなのですが
この本は飽きずに、続きが気になって
記録的な速さで最後まで読むことができました。
とりあえず、見て良かったなと思います。
Define Care ディファインケア スクラブソープ (死海の塩配合角質除去用石けん) 100g
デイファインの死海の塩石鹸を初めて知ったのは、オマーン大使館のバザーでした。
全種類買ったのですが、どれもそれぞれいいですね。香りも違うし(それぞれいいにおいです)私はスクラブソープの香りが好きで、また一番安いので(笑)購入しています。普段使いでも、顔がざらつくときなど使うと違いがわかります。
でも、人によって違うと思うので、肌の弱い方はプレーンのものから始めるとよいですね。アワがきめ細かく、洗った後もちもちします。毎日入浴や朝の洗顔に使っても、ひと月以上もちます。
アマゾンで送料無料で買えるので、いつも使わせていただいています。
The ARC Gospel Choir~Thank You Lord~
すばらしい!
ゴスペルのCDはたくさんありますが、これは技術的な歌の凄さを集めた素晴らしい作品というより、彼らの歌そのものに潜む魂の強さが、聞き手の心をそのまま震わす感じです。これが歌の持つ本当の力と言いますか。中でも「Thank You Lord」はタイトル通り、まさに彼らの心そのもの。胸が熱くなります。
DVDはクワイアのドキュメンタリーのようなもの。なぜ彼らは歌うのか、歌に懸ける純粋な思い、歌の裏に存在する様々な人間模様、必死に生きようとする決意、人間に与える歌の不思議な力…。クワイアの一人である11歳の男の子がユーモアにナビゲートしてくれています。シリアスな場面では語りかけてくるものがあって、息を呑み考えさせられますが、全体的には面白おかしく仕上がっています。
CDを聞いてから、その歌の裏側にあるものを知るためにDVDを見るもよし。DVDを見てから、感じたものを巡らせながらCDを聞くもよし。
人間の「歌」を聞きたい方、どうでしょうか?
ローズウォーター(ヨルダン)
今まで使ったローズウォーターの中で、一番気に入ってます。
最初は、値段で選んだけど、使ってみたら香りがとてもよかったです。
ビンもとても可愛いい。
小さいプラスチック容器に詰めかえて使ってました。
早くまた販売してほしいです。