仇敵― 密命・決戦前夜〈巻之二十三〉 (祥伝社文庫)
読むのが重くなってきている。ドラゴンボールの悟空は最初身近な存在であったが、最後には怪物化してしまったように、密命のドラゴンボール化が気になる。そろそろ結末をつける時期に来たようにも思われる。惣三郎の行動も剣術家の性と言えばそれまでだが、剣術大試合で清之助を倒さなくとも、親子で剣を交えるほうが潔くて面白いであろう。剣の道は命を奪うことにあるのではなく、命を生かすことにあるということからすると、この密命ではあまりに多くの血が流されている。話の展開もくどくなっており、密命のテーマからもずれてきており、テンポも悪い。同時並行的に幾つかの話が展開するので、読んでしまうのだが、剣術大試合を目標にしていない清之助のほうは父を相手にしていないようだ。大試合を最後に家族との日常に戻った惣三郎は老いを迎え、清之助は葉月を伴って新たな旅に出るといった股旅もの的ラストを期待する。しかし、佐伯泰英の剣術シーンは相変わらず読ませる。仇敵― 密命・決戦前夜〈巻之二十三〉 (祥伝社文庫)
名鉄瀬戸線6750系(栄町→尾張瀬戸/尾張瀬戸→栄町) [DVD]
…名鉄瀬戸線は他のどの名鉄路線とつながってない孤立路線。旧瀬戸電鉄の流れを汲む連続S字カーブが非常〜に印象的な路線。(^_^;)
旅のお供はつりかけ駆動の6750系。6000系に似たスマートなシルエットと旧態依然としたつりかけ駆動音のミスマッチがまた何とも言えない車両☆♪
前面展望は往復どよ〜んとした曇天★‥晴れじゃない前面展望はイマイチと感じてしまう。でも、この6750系、つりかけ駆動車の割に速い。
つりかけ音に混じりながらも運転士の注意喚呼・自動放送・車掌の肉声放送までバッチリ収録(^O^)名鉄ファンの方なら、満足のいく内容。
名古屋近郊の郊外電車の雰囲気を味わいたい方にはオススメの一枚☆♪
THA MASTA BLUSTA [初回限定生産] [リマスター盤]
日本の音楽史上ベストの部類に入るであろう何年経ってもカッコイイジャケを開くと独特の機材の写真にトコナの汚い手書きのリリックが現れる。
音の方はクセがありいまだ好きになれないが名盤確実である。
理解できない俺が悪い。
音が薄いのでリマスター版が気になるところではある。
尾張ノ夏 ─ 居眠り磐音江戸双紙 34 (双葉文庫)
磐音、おこん、弥助、霧子が名古屋に着き、
そこに滞在します。
尾張は松平家の影響が最も大きいところ。
尾張の人々に出会い、
道場にも通い、
ここから新たな展開があるのでは?と予感させます。
この先、物語はどう進んでいくのか、
まだ見えてきません。
金兵衛さんが何だか気の毒で・・・
孫に無事会えるといいなと
次作を待ちます。
真実の「名古屋論」 トンデモ名古屋論を撃つ (樹林舎叢書)
筆者がことある毎にずっと腐してきた『中国人と名古屋人』を改めて取り上げている。これまでは、「中国人」を中国地方に住む人たちではなく、「支那人」のことと誤読したことの瑕疵を取り上げ、珍書扱いしてきたが、ここでは、本格的に俎上にあげ、馬鹿にしている。だが、タイトルには「名古屋論」とあるが、前記書に触れない名古屋論はごくわずかで、副題の「トンデモ名古屋論を撃つ」の方が、本書の内容を正しく伝えている。あくまで呉智英ファンのための一冊。