EA SPORTS グランドスラムテニス
ジャイロセンサー搭載のモーションプラスを利用して、どのようにリモコン動作をテニスゲームに生かすのかが非常に興味深く購入してみました。
まずテニスゲームとして見ると、ボールスピードや選手の動き、ストローク・ネットプレイとのパワーバランスなどは良く出来ていると思います。
きちんと球種による組み立てや駆け引きが楽しめます。スピン・スライス・フラットの球種の違いは、もう少しデフォルメして違いをハッキリさせても良かったかもしれません。スピン・スライスも結構なスピードなので攻めと守りが少々曖昧になりますね。
もう少し選手の動きが遅かったり、ウィニングショットの球速が速かったり、打点と選手の位置関係がシビアだとゲームとしての戦略性が高まると思うのですが、ゲームとしての敷居が高くなりすぎますかね。
次にモーションプラスによる操作感についてですが、リアルにテニスを楽しんでいる身からすると違和感を感じる部分はありますが、まぁゲームとしてはこんなものかな?という感じ。
ストロークの左右の打ち分けは、予想ではインパクト時のラケット面の角度(横方向)を見るのかと思ってたが、タイミングとフォロースルーの方向で決まるようで、ダウン・ザ・ライン(ストレート)が難しい(というか変)。
スピンとスライスの打ち分けもラケット面の角度(縦方向)は関係なく、スイングの動きを見ているようですね。トップスピンも今風の厚いグリップでのワイパースイングではなく昔ながらの上に振り抜く感じです。
ボレーのコース打ち分けはタイミング以外は良くわからないです。こちらもラケット面(リモコン)の角度は関係なさそう。それならヌンチャク側のスティック入力でコース打ち分けできるようにしてくれれば良さそうなものだが・・・・
選手の移動がヌンチャクのスティックというのは、なかなか良い味を出してると思います。
ただ、片手打ちのバックハンドを振り抜くにはヌンチャクのコードが短すぎますね。
ワイヤレス化か延長コードがほしくなります。
テニス好きの私としては、既存のテニスゲームの中では今のところ一番好きな部類です。
モーションプラスを使いこなしてるとは言えませんが、ゲームとしては楽しめますよ。
試合に勝つテニス 鈴木貴男のスライス系ショット完全レッスン (LEVEL UP BOOK)
今でも現役バリバリで活躍中の著者の技術書第二弾です。テニスの世界も道具や技術の進化で過去の常識の多くが通用しなくなっていますが、現役ツアープロの実践技術書は効果抜群でした。
私は著者のスライスレッスンを直接受講していることもあり、本書の内容がとてもイメージしやすかったのですが、そうでない方にもとってもわかりやすい内容となっています。
本書でスライス系のショットをマスターして、昨今のトップスピン一辺倒のスタイルを倒すのは大きな醍醐味と言えましょう。オススメです!
一流選手の親はどこが違うのか (新潮新書)
ますます、混沌としていく時代、今コミニケーションをいかに設計していくことが、
ビジネスパーソンの課題となっています。
世界トップアスリートの母であり、コーチ。また、スポーツ医学からのロジックの立場という
類いまれな経験から語るコミニケーション力、つまり人間力は、たいへん説得力があります。
この本は、たかがスポーツ、されどスポーツですけど、されど人生の指南書でもあります。
内容は、教育の大事さ、真のアスリートとは、人格形成においてのツール、人間力・・・など、
キーワードを取り出してもきりがありません。
子育てには、もちろんですが、あらゆる立場のひとがもういっぺん振り返り、
周囲のひととの人間関係を見直し、コミニケーションを考えるきっかけになる本です。
社会人にとっても示唆のある本です。
進化する強さ (一般書)
体力面では20代の頃に劣る伊達選手が、なぜ40代になった今でもトップアスリートでいられるのかが理解できる本です。
体力+精神力=パフォーマンス とすると、今の伊達選手は、体力の衰えを、20代から圧倒的に進化・多様化した精神力で補っているんだろうなと、この本を通じ感じました。夫マイク氏の存在、周りを受入れる強さ、経験、洞察力、客観力、etc、進化を続けている要素が丁寧に書かれています。不妊治療されていた事も告白しているくらい、様々な事が赤裸々に綴られています。
精神力を如何に磨き、自分の人生を充実させていくのか!?沢山のヒントを頂きました。
また、20代で世界ランクトップ10以内だった頃の、私達が知り得ない超トップの世界のシビアさ、ストイックさも書かれており、大変興味深かったです。その迫力に一人で唸ってしまいました(笑)