鮫島有美子の四季
このCD、本当に気に入っています。
とにかくきれいでバランスの取れたビブラート。
力強く説得力のあるすばらしい歌声。
結構アルトっぽいハスキーともとらえられる歌声。
何をとっても感激すること間違いなしです。
憎いあンちくしょう [DVD]
数ある裕次郎映画の中でも,ユニークなストーリーの最右翼ともいえる一本。マスコミに溺れそうになる放送タレントとそのマネージャーでフィアンセが織り成す,裕次郎の虚と実が混じったような内容だが,何よりもその後の浅丘ルリ子のキャラクターを決定づけるような彼女の役どころに注目したい。それまでの裕次郎映画に見られない,ルリ子の大胆かつナイーブな演技は,フランス映画的でもありまさに絶品といえる。そして東京から熊本まで,ジープを運ぶ裕次郎とそれを追うルリ子というストーリー。高速道路のない時代に撮られた実写のロードムービーである点も,45年を経た今では貴重である。オープニングからエンディングまで,若き日の蔵原監督の渾身の演出が冴え渡る。
魂の歌-新垣勉ベスト・コレクション
元の録音が悪いのか、マスタリングが酷いのか、とにかく音質が良くありません。
硬い上に厚みも無く、しかもダイナミックレンジも狭い。これ程酷い物も珍しい。
昔の歌謡曲やリマスタリングされた50,60年代のジャズのCDの方が遥かに音が良い。
K2Super Cording や XRCD、ルビジウム・カッティング等、優れた音質のCDを作れる筈のビクターが何故これ程音質の悪いものを出すのか?!
しかし、それを差し引いてもなお、新垣さんの歌声は胸にぐんぐん迫ってきます。素晴らしいの一語に尽きます。星三つは決して彼の歌唱力に対してではありません。並みの歌唱なら星一つです。
それだけに本当に惜しい!
ビクターは新垣さんと彼のファンを裏切った!
あのころ (集英社文庫)
僕が中学生のころに買って、「本ってこんなにもおもしろいものなのか」と思わせてくれた一冊です。普通のエッセイというジャンルの面白さとはまた違った面白さがあります。
子供のころにあったなんでもないことが思い出すと、とんでもなく新鮮で、ものすごい経験だったんじゃないかと、今は思います。知らず知らずのうちに過ぎ去り、忘れてしまったことが多いんだなと思わせてくれるさくらももこのエッセイには感謝です。
買ってから十年近く経ちますが、今でもけっこう頻繁に読み返したりしています。そのたびに笑えるのでお気に入りの一冊です。