もっけ 其ノ壱 [DVD]
原作は結構説明箇所が濃密なんですが、アニメはあっさりとした印象を受けます。
ですから妖怪のエッセンスが少々効いた姉妹の成長物語としてアニメは観た方がいいのだと思います。
がっちり妖怪なら私は原作をオススメします。
マンガ日本の歴史〈11〉王朝国家と跳梁する物怪 (中公文庫)
マンガ日本の歴史は全55巻ある。
11巻は、藤原道長が出世する過程を描いている。
学習マンガですが、決して子供向けではない。大人が楽しめる歴史マンガだと思います。
細かい歴史の背景だけでなく、重要な古文が現代語訳されず原文のまま載せてあるところもある。楽しむとともに知識が身に付くことを実感できるマンガです。
ココロの跡
テレビアニメ「もっけ」のオープニングテーマです。
「もっけ」は、ネット局が少ない上に地味な作品なので、話題性に欠ける部分が
ありますが、しみじみとしたとても良い作品です。
そのオープニングのこの曲も一聴して地味なのですが、聴き込んでいくとその良さ
がしみてくる、本編とマッチした作りになっています。
特に10話「カマイタチ」で本編に使われたタイミングは最高で、この曲の良さを再
認識しました。
カラオケにも入っているので僕は歌った事があるのですが、普段アニソン歌っても
(僕がヘタだからか)無反応な人から「いい曲だね」って言われてびっくりしました。
「もっけ」ファンならずとも、ぜひ聴いていただきたい一曲です。
もっけ(8) (アフタヌーンKC (521))
怪しいモノが見えたり、魑魅魍魎の妖物に憑かれやすい体質の檜原(ひばら)姉妹、静流(しずる)と瑞生(みずき)の日常を描いた化け物・怪異譚の漫画。他の人にはない能力を持っていることで、それぞれに悩みを抱えるふたり。殊に、姉の静流の悩み、友人の百瀬(ももせ)さんとのトラブルがかなりヤバいですね。家族と離れて高校生活を送っているだけに、静流が孤独感を深めていく姿は見ていてつらいです。
「カゲトリ」「モノミゴイ」「カクレザトウ」「ノブスマ」「アクガレ」の五つの話を収めた第8巻。なかでも、おしまいの「アクガレ」がよかったですね。一種の離魂病譚というか、瑞生の意識(あるいは魂)が幽体離脱しちゃうてぇ話。身体から抜け出た瑞生の意識がある人物のもとに赴くという展開が、とてもよかった。ふたりの心の絆があたたかく描き出されていて、胸にじんわりしみるものがありました。ある人物の手に瑞生が手を重ねて励ます場面が、特に好きです。
昔なつかしい作品の肌触り、雰囲気に心惹かれますね。地味ですけど、好感の持てるシリーズです。
タケヲちゃん物怪録 1 (ゲッサン少年サンデーコミックス)
(あらすじ)何者かの祟りによって不運に取り憑かれたタケヲちゃん。上から物が落ちてきたり、ドブに嵌ったり沢山の不運に巻き込まれる人生。恨まれ嫌われ疎まれるのは、タケヲちゃんにとって普通のことでした。書類の行き違いで学校の寮に入れず、代わりに紹介されたのが妖怪屋敷の百鬼荘。そこに住む妖怪たちと関わるうちにタケヲちゃんは徐々に人間らしい感情を取り戻していく…というストーリーです。(感想)不運から身を守るため、ゴーグル・ヘルメット・プロテクター等で完全防御するタケヲちゃん可愛過ぎ(笑)あまり感情を表に出さないタケヲちゃんがたまに見せる嬉しそうな表情にほっこりしました。ヘタレ大家にツンデレ妖怪たちもいい味出してます。とよ田先生はマイペースキャラを描かせたら日本一ですね。期待を裏切らないハートフルなお話でオススメです。