時空の旅人 [DVD]
レンタルもされていないため、買うしかない。廃盤になったら、二度と見れないと思い買いました。
当時、火の鳥を見に行って、同時上映だった時空の旅人のほうが気に入ってしまいました。
物語の構成も面白く、未来が、環境も破壊され、人間もすべて管理された映画『マトリックス』のような世界から、現代へ。そして、現代から、過去へとトリップしていく。
『もし、信長が、生きていたら、今の日本はどうなっていたのだろう』
そんな野心を、くすぐる映画です。
そして、蘭丸の最後は、もしかしたら・・・・
少年が、大の大人を気絶させる違和感。もう一度見たくなりました。
残響(CDのみ通常盤)
筋金入りのファンの皆様には申し訳ない“にわかファン”の私ですが、
入院・手術をすることになって急に福山さんのCDが欲しくなりました。
不安と恐怖が渦巻くなか福山さんの唄を聞いていると不思議と安心感の
ような心地良さに包まれて、精神的にずいぶん助けられています。
福山パワー♪ に感謝です。
時の旅人 (岩波少年文庫)
本が届いたとき、その分厚さに少々驚かされました。 普通の文庫本より一回り大きめの岩波少年文庫版で、注釈つき450ページ。堂々の長編です。はっきり言って子供向けの本とは思えません。
なるほど、幽閉されたスコットランド女王メアリ・スチュアートをエリザベス女帝の手から解放しようとする人々の物語と、現代の少女の物語が交差するタイム・トラベルもの、といえば、確かに子供たちの読書欲をそそります。 しかし、サッカーズ荘園の四季折々の美しい風物、そこに暮す人々の、落ち着いた愛情あふれる生活、そして何よりも、どんなに時代が変わろうとも、歴史の抗いがたい運命を前に、なおもたくましく優しく生きていこうとする人々に対する共感と親愛の念ー、こういったものを鑑賞できるのはやはり大人の特権といえるのではないでしょうか。いつまでも物語が終わって欲しくない、そう思える本にめぐり逢えたのは久しぶりでした。
あまり重要な登場人物ではないバーナバスおじさんの、゛背後に水の力があるからこそじゃ。命と同じじゃ。背後に力がなければならん。人間を苦難と戦わせ、負けずにがんばらせる力が。サッカーズのこの泉はかれたことがない。これからもかれることはない。いつまでも、いつまでも続いていく"というセリフと、グリーンスリーヴスの切ない音色がしばらくは頭から離れませんでした。
ルネサンス時空の旅人『聖なる都アッシジ物語』 [DVD]
ジョットをご存知の方はもちろん、よく知らない方もこのDVDを観ればきっとジョットを理解しもっと彼の作品が観たくなるはずです。
絵そのものはラファエロやレオナルド・ダ・ヴィンチのように優雅で洗練されたものではないのですが、彼の描く絵には素朴で何か力強さが感じられます。
アッシジにある聖フランチェスコ大聖堂内に描かれた「キリストの生涯」は観るものを敬虔な気持ちにさせてくれます。またパドヴァのスクロベーニ礼拝堂のフレスコ画は圧巻です。一見の価値ありです。
美しいイタリアの風景も素敵です。