The EFFECTOR BOOK Vol.2 (シンコー・ミュージックMOOK)
今回のワウの特集も面白かったです。 ZOOMとTech21の特集もよい。
これで1,300円は買いです(ムダなCD付けて2,000円以上も取られるよりずっといいです)
出来ればWEBでデモサウンドが聞けるようになればもっといいですね。
1991-1995“白盤”
僕がBLANKEY JET CITYのことを知ったのはシングル「くちずけ」のPVをテレビで見たのが最初でした。
他の邦楽の曲とはまったく違う一線を博す曲にすごく衝撃を受けたのを覚えています。
そして僕がよく聞いていたラジオ番組のDJの方がBLANKEY JET CITYの大ファンでよく番組内でBLANKEY JET CITYの曲をかけていました。
でもその頃の僕はいわゆる売れ線の曲が好きだったので、
BLANKEY JET CITYのことはあまり気に留めていませんでした。
それからいろんな音楽を聴き、僕の音楽的思考が変わり
もっと音楽性の高い曲を聞くようになり、その時ぐらいから
BLANKEY JET CITYの曲をよく聴くようになりました。おそらく1998年ぐらいのことだと思います。
もうそれからはBLANKEY JET CITY一色でした。
ぼくにとって、そして日本音楽界にとって、とても重要な曲「赤いタンバリン」が発売されたのですが、
これほどの名曲がオリコン初登場 第11位ということに僕は愕然としました。(もっと大ヒットしなければいけない曲だと僕は思います。)
僕はこのことがきっかけで日本の音楽界に愛想を尽かし、洋楽ばかり聴くようになってしまいました。
日本ではBLANKEY JET CITYのようなバンドはある一部の音楽ファンには絶大な人気を博しても、
その人気が国民レベルの人気にならないということが、僕にはどうしても納得いかないのです。
このことは日本の音楽界がいかに未熟かということを証明していると思います。
残念ながらもうBLANKEY JET CITYはいません。
これから日本のロックはどうなっていくのでしょうか?心配でなりません。
沙耶のいる透視図 デラックス版 [DVD]
土屋氏のファンなので、なんとなく観た作品だったが、意外に印象に残った。
作品の全体的な印象として感じるものは、性愛で、そういうシーンが多いので、
ちょっと変わった愛をテーマにしたエロ作品かと思っていたら、
ところどころの台詞に、精神分裂病(現・統合失調症)の世界を感じる。
「起きていても夢ばかりみるんです」という沙耶言葉や、
結局謎だった、神崎のケロイドの原因の複数の説明は、意味がわからず、分裂病の症状っぽい。
神崎の沙耶を橋口に紹介した理由とか、
エロ業界を通して実現したかった思いとか、分裂病的な考えだろ、あれは。
近親相姦ありとかのハチャメチャ振り、最後に飛び降りてしまうところなんか
精神を病んでいるからこそだと思う。
この作品は、分裂病の人間の精神状態の不思議さと、そういう人間の愛の形と(沙耶と神崎、神崎母も?)それに振り回される人間(橋口)という見方も出来るな、と。
それに一柳先生の暗めでミステリアスな(だが、適度に美しいメロディ)がついているので、
不思議な世界へ連れて行かれる。
何度か観て、不思議さをその度に感じるような作品。
高樹氏、土屋氏の演技や台詞回しはご愛嬌。
ちなみに映像を見た後、最近、小説本を読んだが映画と大分ストーリーは違うよう。
小説版ではますます神崎と沙耶の訳わからなさはパワーアップしていた。
ラストはどっちも衝撃的。
ますます分裂病的と感じた。
PARADE~RESPECTIVE TRACKS OF BUCK-TICK~
聴いたあと、BUCK-TICKがいかに唯一無二の負の世界観を持っているかが再確認できました。
BUCK-TICKをカバーするという作業は、BUCK-TICKから毒気を抜く作業と言ってもいいかもしれません。
GLAYのTERUが歌った「悪の華」なんかを聴くと、この曲ってこんなにポップだったのか・・・という思いにかられます。
そういう再発見が面白かったけど、BUCK-TICKの持ち味を活かしきれてないのが残念というのもあって3点
THE END
今回のアルバムは予想以上に良かったと思う。
私、個人としては中島美嘉としての作品が好きだったが、このアルバムもなかなか良い。曲一つ一つが生きていると感じれるし、春に発売するアルバムが楽しみになった作品です。NANAから中島美嘉へどう成長するのか期待します。