インタビュー・ウィズ・バンパイア【字幕版】 [VHS]
個性ある俳優達が、それぞれ自分の持っているものを出しきった作品だと思います。
インタビュアー役は、本当ならばリバー・フェニックスが演じる筈だったそうですが、急死したためクリスチャン・スレーターにまわって来たとの事です。リバーの演技を観られないのは残念ですが、クリスチャンもなかなかです。
特に私がこの作品を見ていて圧倒されたのは、クローディアを演じたキルスティン・ダンストです。彼女の強暴さや残酷さもさることながら、ルイ(ブラッド・ピット)を思う気持ちが切なくなるほど伝わってきて、お薦めです。
ただ、長髪のアントニオ・バンデラスはいただけませんが。
クィーン・オブ・ザ・ヴァンパイア 特別版 [DVD]
KoRnのジョナサン・ディヴィスが音楽担当で、映画のほうではジョナサンの歌声が使われている、と聞いたから購入したのでしたが、その点に関していえば星五つ、です。それ以上あるのならば、もっと星をつけてもいいぐらい。
ただ、原作を知らないことが婀娜となり、内容にいまひとつ分からない部分があったり、戦うシーンも思ったより激しくないかな、です。というわけで、音楽的には百点でしたが、内容は、原作を知らぬものにはうまい点がつけられない風味。
あとは、レスタト役の人の耽美映画に相応しい美青年ぶりや、妖しい雰囲気をかもし出すアカーシャ役の女性の美しさに比べて、観客が一番に感情移入する人物として設定されたというジェシーが、あんまり耽美映画に相応しくない田舎娘っぽいのがちょっと気になりました。
美青年アルマンの遍歴〈上〉 (扶桑社ミステリー)
「美青年」で「ヴァンパイア」とあったので手に取ってぱらりとめくったのが運命でした。(←いや、本当に) この著者の本を手にするのもこれが初めてでしたが、出会えてよかった~と心から思いました。
どうやら大きな話のパズルの一部のような今回の物語。けれどその一片のパズルはこれだけでも充分読めます!
美しい少年が何故ヴァンパイアになったのか、その生き方と求めるものの矛盾がもたらす苦悩や激情が、小さな棘をひそませながら綴られています。
読む順番がひっくり返っているみたいなので、このシリーズの他の物語を一刻も早く手に入れたいです!
インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア
インタビュー・ウィズ・ヴァンパイアが初めてファンとなった映画で、サントラもその延長線として購入しました。
映画の印象を十分演出することが出来ていると思う。
ただしこの映画の性格上、場所を選ばずに聞けるサントラではない。
ラストの悪魔を憐れむ歌は、全く異質なのでその限りではないが。
この曲だけは必ずカー・オーディオに持ち込みます。
音楽集としてはファンを満足させるものだが、リーフレット内容の質は何も書かれていない方がましなので、かなりのマイナスだ。