Le Samourai/Les Aventuriers
私の世代以上の多くの方が記憶に残る名画だと思います!「冒険者たち」★
リバイバル上映や、TV放映で何度も見ました☆
アラン・ドロン、リノ・バンチュラ、ジョアンナ・シムカス・・・
三人それぞれの魅力が十分に出ていて、心ときめきました♪
この映画の魅力は、ストーリーよりも?、音楽と映像の美しさにあるように思います☆
口笛を基調とした、メロディアスな部分とテンポある部分が交互するテーマ曲。
CMなどでも使用されていました! そして、ヒロイン;レティシア;の悲劇後「とても印象的なシーン」
に流れる、美しすぎる「スキャット」による曲、引き込まれます♪
その曲をまた、口笛で奏でるシーンでは、アラン・ドロンがカッコ良すぎる★
エンド・クレジットでしっとりと流れるテーマ曲。「あんな古城に行ってみたい」と・・・
誰もが思うことでしょう♪ まさにフランス映画の傑作だと思います★
カップリングの「サムライ」は見ていないので、正直わかりませんが、
この「冒険者たち」が目当てでしたので・・・それだけでも満足しています!
特に今回のアルバムは、アラン・ドロンが主題歌として歌っているパート入りです☆
追想 [DVD]
本作『追想』に関しては、先行して書かれた名レビューがすでにあり、アイク氏は「復讐劇」として、そして hide-bon氏は「男の哀愁映画」として紹介されていて、ある意味この2つのレビューで本作の魅力は語り尽くされたと言ってもよく、「私も書きます!」と手を挙げてはみたけれど「さて何が書けるだろうか・・・」と思案してしまった。そんな中、ロベール・アンリコ監督の映画のある共通点に気づいたので、それを中心に書きたいと思います。
アンリコ映画は、愛する者(時には自身)の死=「喪失」と、失ったものに関わる「記憶」にまつわる物語が多いように思われます。
ポランスキーの「タンスと二人の男」「でぶとやせっぽち」と共に、短編映画の名作として語られてきたアンリコ初期作品『ふくろうの河』は、死の瞬間に男が自らの人生を「回想」する物語です。また『若草の萌えるころ』は一種の青春映画でありながら、ジョアンナ・シムカス演じる主人公のおば=かつてスペイン市民戦争の闘士だった人物、との思い出を「追想」しながらその死を受け入れる物語でもあります。そして名作『冒険者たち』もまた、「失ったもの」の大きさを背負った男たちの物語、と捉えることができます。
戦争を体験した世代でもあるアンリコは、映画を通して問いただし、訴え続けようとした何かがあるように思うのです。
そして本作『追想』は、愛する妻と娘をナチスに無残に殺害された男の復讐が、かつての幸せの日々の回想を交えながら描かれる作品です。
戦争を扱った映画は、いわゆる「○○大作戦」ものかレジスタンスの抵抗を描いたものが中心ですが、この作品が個性的なのは、ナチス・ドイツを相手にした、一人の男のあくまで個人的な「復讐」を描いたことで、そこにアンリコの個人的な思いが込められているように感じられます。
そして、非常に重いドラマである一方、アイク氏の指摘にもあるように、ある種のエンターテイメント性を持っているのも確かで、特に憎っくき最後の一人を討ち果たすあの名シーンは、思わず喝采の声を上げてしまったことを認めます。
ビデオ版の解説に「フランス映画ならではの詩的アクション」という言葉がありますが、シンプルながら言いえて妙、ではないでしょうか。
いつもは色々と調べてレビューを書く方なのですが、この映画に関しては、先入観を持たずに書いたほうがいいのでは、という気がして、純粋に一作品を観た印象として感じたままに書きました。なので、今回は町山智浩氏の「トラウマ映画館」にも目を通していない、という事を書き添えておきます。
hide-bon氏も指摘されていましたが、筆者も同感なのは、この映画を思い出すとき、まっさきに脳裏に浮かぶのは、ロミー・シュナイダーのあの衝撃的なシーン・・・ではなく、フィリップ・ノワレが家族3人で自転車に乗っている、冒頭とラストのシーン、なのです。
なぜなのでしょうか?
それゆえに、この映画の邦題は『追想』なのかもしれません。
最後に、たちどころに「あの時代」に連れ戻してくれる、フランソワ・ド・ルーベの美しい音楽も心に残ると言わせて下さい。
蛇足ながら、今年に入ってからの'60、'70年代映画のDVD化、全くレビューの手が追いつかないくらいの猛ラッシュですが、何と次はパトリシア・ゴッジの『かもめの城』がDVD化決定のようです!が・・・、この作品は残念ながら未見なので、見巧者の方々のレビューを楽しませて頂く、読み手に回りたいと思います。
どこでもすきして いつでもすきして
他のレビューが、エロいのにシナリオが無いと低評価しているが、エロ以外、ストーリーとか
求めるなら小説でも読むべき。
ストーリーに嫌になるような大きい恋愛の障害が入ってれば名作って考えはやめるべき。