ジョゼと虎と魚たち 特別版 (初回限定生産2枚組) [DVD]
ごく普通の大学生(恒夫)と、その彼女(香苗)、そして足が不自由な少女(ジョゼ)。
。映画後半は実際に障害を持った相手と付き合うにあたっては、やっぱりこうなるだろうなぁというシビアな本音の部分に踏み込んでおり、男性の観客としては恒夫の態度に同調しつつも、それでも一種の後ろめたさを感じてしまう。それだけリアルな恋愛が等身大で描かれているのだが。哀しさ、辛さを胸に秘めながらも、また力強く前に進み出すジョゼの後姿が胸を打つ。そんなドラマとは裏腹に(?)、妻夫木、池脇、犬童監督の3人によるコメンタリーは笑いが絶えず、ボケ突っ込みの応酬。『さよなら、クロ』もそうだったが、妻夫木が参加するオーディオ・コメンタリーはドラマの進行に沿った会話でありつつ、撮影現場の楽しさが伝わってくるような活気があって実に面白い。
2枚目の特典ディスクでは、73分のメイキング“The Diary of 「ジョゼと虎と魚たち」”が良い。映画の企画立ち上げから完成までを、現場で取材した映像やスタッフ&キャストのインタビューで緻密に追った内容だ。また、本作品の脚本家・渡辺あやが監督した「BUNNY」は、新井浩文が演じた幸治を主人公にした10分程度の短編作品。ある日、幸治の目前に小さなジョゼが現れ「夢をかなえてあげる」と言うのだが、幸治の願った夢とは…というお話。本編でもジョゼの子供時代を演じた子役・菅野莉央(『仄暗い水の底から』や『世界の中心で愛を叫ぶ』にも出演)が再び登場している。ここでも観客をホロリとさせるラストが用意されているので未見の人はお楽しみに。
ジョゼと虎と魚たち (角川文庫)
映画を見た後で読んだのですが、展開も結末も違っていて、これはこれでよかったです。でも違っていたといっても、読み終わった後の気持ちは映画と変わりないのが不思議です。タイトル作品意外も「あ、この心理状態よく分かる」といった箇所が、素晴らしい表現力で描かれており、おすすめ出来ると思います。
『少女の友』愛唱歌集
戦前の女学生生活の中で歌われたような歌がつまっています。
うっとりするような歌が、尖っていない女性の歌唱で入っています。
カチューシャの唄も入っているし、野ばらも入っている。
清らかで麗しい少女の夢と憧れのつまった世界です。
このようなCDが発売されることが嬉しいです。
ジョゼと虎と魚たち(通常版) [DVD]
見よう見ようと思っていたのだがついつい先延ばしになってた
ジョゼと虎と魚たちを先日ようやく鑑賞。
池脇千鶴のジョゼがすごい!!昔インタビューで競演の妻夫木聡が
「ちーちゃん(池脇)がすごい!!」と手放しに絶賛していただけある。
妻夫木はたしかこの年どこかの映画賞で最優秀主演男優賞をもらってたはずだ。(報知?)
妻夫木の普通っぽさも映画の中では重要な役割なのだがなんといっても
池脇の演じるジョゼの偏屈で依怙地でヘンテコな本ばっかり読んでるくせにどこか
愛らしいキャラクターあったからこそその普通っぽさが光ったと思う。
クライマックスで強がっていたジョゼが泣き崩れて恒夫(妻夫木)にすがるシ−ンは
もうやばい。ふと横で一緒に鑑賞していた嫁を見たら普段は映画、ドラマで泣かない
鉄の女なのに涙腺が決壊していた。嫁も偏屈で依怙地で人に甘えられないタイプ
だからだろう。この手の女性はジョゼの強がる部分ともろい部分が自分とオーバーラップ
してしまうのでは。
ラストが後味悪い、という人がいるかもしれないが予定調和ではないのが恋愛の悲しいところ
であり美しいところでもある。自分はラストはこれでよかったと思う。
この映画がよかったという人はきっとエンディングテーマのくるりの「ハイウェイ」を
最後まで堪能してるに違いない。
The Gospellers
最近のゴスペラーズは、アカペラやアコースティックな音楽で人気を博しているようですが、"The Gospellers"は、95年という時代を反映してか(?)ほとんどの曲に電気を使ってます系の楽器の音(電子音っていうのでしょうか・・・?)が入っています。リズミカルな曲も多いので、最近ゴスペラーズを聞き始めた人には新鮮に聞こえるのではないでしょうか。最新のアルバムにも収録されている"U'll be mine""Promise"の「95年バージョン」聞いてみるのも面白いと思います。 "Promise"はピアノとコーラスの重なりがとてもステキです。 "Betcha by golly, wow"はアカペラで、"The Stylistics"のカバー。酒井さんの甘い声にうっとりです。 わたしのお気に入りは"Voices"です。ノリノリの曲です。思わず、曲にあわせて歌って踊ってしまいます。(^-^;)