ピーター・バンクス ランキング!

ピーター・バンクス フラッシュ・イン・パブリック - FLASH IN PUBLIC

 今年(2013年)に亡くなった、ピーター・バンクスを追悼するように出されたライブアルバム。といっても、ピーターは生前から考えていたらしいけど。
 フラッシュは、イエスを脱退したピーターを中心にしたバンド。イエスに似ていると言われるけれども、むしろドライブ感でつっぱしっていく感じは、イエスにはないものだ。ピーターのギタープレイは、ギターを弾くというより、ギターに弾かされているようなところがある。アドリブの演奏もインプロビゼイションというよりはお遊び要素たっぷりという。荒々しくて何かにとりつかれたようなプレイが、フラッシュのサウンドをつくっていると思う。スタジオではそういう部分は抑制され、きちんとまとまった楽曲として録音されているけれど、ライブでは抑制がきかなくなってくる。上手とかいうよりも、何が何だか感があるプレイが、このライブアルバムでは、たっぷり楽しめる。とりわけラストのDream Of Heavenの24分におよぶ演奏は聴きもの。もう一枚のライブアルバム「サイコシンク」ではフェイドアウトされていたけれど、ここではラストまで聴ける。それと、マイク・ハウのドラムソロも、ちょっとめずらしいのではないか、とも。 フラッシュ・イン・パブリック - FLASH IN PUBLIC 関連情報

ピーター・バンクス フライングハイ [DVD]

内容としては「大空港(エアポート)」シリーズをメインとしたパロディなんだが、その上に下ネタありキツイブラックユーモアあり(なので小さいお子さんとは一緒に見ない方がいいかもしれない)で、とにかく深く考えずに笑いたいときの1本。
脚本3人のこの前の作品は「ケンタッキー・フライド・ムービー」だったが、これ以後も「裸のガンを持つ男」(ただし映画の方ね)シリーズなど、エイブラハム/ザッカーの「ZAZ」は、言わば「安心して笑えます」というマークになった、と思っても差し支えあるまい。

しかもこの値段で出てくれたんだから、日本ももう少し良くなると信じる(笑) フライングハイ [DVD] 関連情報

ピーター・バンクス 暗殺者の家 [DVD]

アルフレッド・ヒッチコック監督のイギリス時代最大のヒット作。
当時様々な題材を扱い不調に陥っていた彼が、低迷期を脱出する契機となった作品。

スイスで休暇を楽しむ家族が"某国大使の暗殺を企む"組織の陰謀に巻き込まれていく、
いわゆる「巻き込まれ型サスペンス」であり、自身の以降の作品で幾度となく使われる
"巻き込まれ型のプロット"の原型を今作で築き上げた古典的傑作。

トーキー映画ということで、現代の映画に比べたら当然迫力に欠けるが
ヒッチコックお得意の小道具を用いたサスペンスを盛り上げる演出や、
極力無駄を省いた展開により最後まで集中が切れることなく観賞できる。
また、ピーター・ローレのふてぶてしい怪演も見所の一つ。

よって、本編に関しては星4つ。

◆残念な点
このソフトが他社のパブリック・ドメインDVDと比べて差別化を図っている点は
【淀川長治氏の解説映像】であるが、内容自体は残念ながら
この本作についてはほとんど語られていない。
ヒッチコック好きで知られた故淀川氏による本作の裏話が聞けると
期待していただけにこれは残念。

画質も他社とさほど違いがないので、本編のみを楽しむだけなら
より安価で購入できる他社で十分でしょう。 暗殺者の家 [DVD] 関連情報

ピーター・バンクス トゥ・サイズ・オブ・ピーター・バンクス(紙ジャケット仕様)

ピーター・バンクスも先日亡くなられ、残念です。基本的にはフラッシュのアルバムの方が好きですが、これもゲストの多彩さで楽しめます。CD付ですから音の比較もできますし、出来ればアナログ再発にはこのような企画は大歓迎です。 トゥ・サイズ・オブ・ピーター・バンクス(紙ジャケット仕様) 関連情報




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