処刑山 デッドスノウ [DVD]
まじめなスプラッターだと思って観ちゃうと、不満が出ると思います?おバカスプラッター(ブレインデッドやはらわた2、3)好きにオススメの映画です。大いに笑って鑑賞して下さい。もちろん低予算で、ゾンビのお約束も色々出てきます。その一方、場面が雪山だったり、ワンパターンになりがちなゾンビ映画にチョコチョコと新機軸をうちだしている意欲作でもあります。(詳しくは、映画を観て確認して下さいね)
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永遠の仔〈5〉言葉 (幻冬舎文庫)
よくこの作品は感動巨編と書かれたりしているが感動はしない(僕はしなかった、衝撃は受けたけど)。緻密に練られた伏線がだんだん一本の太い線になっていく展開力はすごいし、読んだらほとんどの人がハマって、寝る間も惜しんで読んでしまう作品だと思う。
ただ、ラストが結局誰一人過去のトラウマを本当の意味では乗り越えられなかった事が非常に残念だ。同じような体験をした全ての被害者の為にも誰か一人でも完全にトラウマに打ち勝ち今を生きる姿を見せて欲しかった。
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悼む人
「永遠の仔」をやっとこさ読了して、「悼む人」「家族狩り」と立て続けに読んでみました。
内容から、同列には扱えないでしょうが、「永遠の仔」の衝撃が大きすぎたのか、残念ながら「悼む人」に心揺さぶられ・・・
というところまではいきませんでした。自分としては、「永遠の仔」、強烈過ぎました。
死者を悼む、という行為に対して、初めからずっと「なぜ?」という想いを抱きながら読み進め、
結局、どうにもピンとはきませんでした。
全くの他人のため、日本全国「悼み」の旅を何周も続けながら、最終的に実の母親の死に目に会えない(一応会えたのかな?)なんて、皮肉が利きすぎていて、誠に残念。フィクションとはいえ。
主人公の心情に共感できない、自分が鈍感なだけかもしれませんが。また、ページを手繰ってみようかな、とは、今はまだ考えられません。
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孤独の歌声 (新潮文庫)
あまりに面白くて一気に読みました。
女刑事の風希、歌手を目指してる潤平、そしてキレまくりの連続殺人犯人。
それぞれ立場は違うが、3人の根底に流れているのは「孤独」。
このあたりが、天童荒太ならではの作風なのでしょうが、
ただのミステリーではなく、切ない物語です。
ミステリーは、一回読めば謎がとけ、二回は読まないものですが、
これはもう一度読みたくなります。
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家族狩り ディレクターズカット完全版 [DVD]
北山宏光さんが好きで見始めたのですが…原作ももちろん、問題提起のドラマとして素晴らしい作品だと感じました。それぞれの家族のカタチと理想と現実が、リアルにもどかしさと共に描かれています。答えは出ない問題に、向き合うことを避けがちですが、答えを出す出さないではなく、向き合い考え悩むことが大事なのだと感じました。シリアスなテーマと展開の中に、クスッと笑える瞬間もあり、まさにリアルな日常を切り取っている作品です。北山宏光さん演じる、けいとくさんが陽だまりのように温かく、ほっこりしました。北山宏光さんのファンでなくても、楽しめる作品ですし、原作ファンの方にもオススメしたいです。
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