ヴァディム・ヴィクトロヴィチ・レーピンはロシアのヴァイオリニスト。
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ヴァディム・レーピン ランキング!
ヴァディム・レーピンの芸術~ワーナー・レコーディングス(10枚組)
ヴァディムのコンサートに二回行ったことがあり、欲しくなったので買いました。
録音は良好です。演奏も好みです。しかもこの値段です。
CD/SACDプレーヤーでは、問題なく聴くことが可能ですが、気軽にPCでDAC経由FOSTEXパワードスピーカーで出力しようと取り込むとすごい雑音が入ります。コピーガードでしょうか。分かりません。
車の中でも聞こうと思っていたのですが、結局気合を入れてオーディオルームで聴くのみになってしまいました。
ヴァディム・レーピンの芸術~ワーナー・レコーディングス(10枚組) 関連情報
ヴァルトビューネ2002「アンコール名曲の夕べ」 [DVD]
死ぬまでに一度は行ってみたいヴァルトビューネ。明から暗への時の流れ、レーピンのヴァイオリン、ヤンソンスの指揮。画質も含めどれをとっても最高です。あんな雰囲気で聞きたいです。 ヴァルトビューネ2002「アンコール名曲の夕べ」 [DVD] 関連情報
ラトル&ベルリン・フィルのヨーロッパ・コンサート2008年 (V. Repin / Berliner Phil / S. Rattle - Beethoven: Sym No.7, Bruch: Violin Concerto No.1, Stravinsky: Sym in Three Movements) [輸入盤・日本語解説書付] [Import DVD]
「3楽章の交響曲」は、バロック音楽や古典派のような簡素な作風に傾倒した新古典主義時代を締めくくる作品とされており、「春の祭典」の頃のような原始主義の時代と比べると和声の響きも簡明になっている。
とは言え、本当のバロック音楽のように分かり易いわけではなく、現代音楽に比べたらメロディもフレーズも伝統的だが、何だか掴み所がなくてよく分からない。特に第1楽章は、一定の雰囲気や感情を呼び起こすような所がないので、ベルリン・フィルの合奏の力強さばかりが印象に残った。
2曲目はレーピンをソリストに迎えて、ブルッフのヴァイオリン協奏曲。レーピンの音色は明るく屈託のない歌い方をしていて、爽やかな魅力を発散している。オーケストラも強力で力の込め方は半端じゃなく、歌い方は素直でストレート。濃厚な色気を感じさせることはなく、平和で前向きな音楽になっている。テンポも速く、勢いがあって大きく盛り上がった。
後半はベートーヴェンの交響曲第7番。ラトルとベルリン・フィルによる演奏は、古楽器オーケストラの鋭く激しい演奏に慣れた耳には、とても明るく優雅に聴こえる。特に静かな場面では細かい配慮が行き届いていて、音楽に繊細さとデリカシーが感じられる。大切な物にそっと触れるような感触がとても良かった。
もちろんオーケストラの響きは引き締まっていて力強く、前に進もうとする推進力は勢いがあるが、そんなに強いアクセントをつけているわけではなく、荒々しく進むような感じではない。楽天的で音楽の喜びに溢れているイメージで、朗らかで瑞々しい印象を与える。それでも楽章の最後は、強烈な力が入ってきて盛り上がった。
ラトル&ベルリン・フィルのヨーロッパ・コンサート2008年 (V. Repin / Berliner Phil / S. Rattle - Beethoven: Sym No.7, Bruch: Violin Concerto No.1, Stravinsky: Sym in Three Movements) [輸入盤・日本語解説書付] [Import DVD] 関連情報
レーピン若かりし頃のベストレコーディングだと思います。
特に、パッサカリア→カデンツァ→4楽章。聴いてる者に息をつかせません。
パッサカリアでは、ヴァイオリンが本当に歌い、泣いているように思ってしまいます。
カデンツァでは、彼の持つ恐ろしく高い技術を、しっかり「芸術」のために活用しています。
なので、超絶技巧には耳がいかない。曲のもつテンション、焦躁感に完全に飲み込まれます。
この曲はそもそもオイストラフに献呈されていますが、
大変申し訳ないのですが…レーピンが完璧すぎて、オイストラフの演奏が雑に聞こえるほどです。
(それもまた芸術なのでしょうが…)
ちなみに、作曲当初の楽譜では長いカデンツァの後、4楽章の冒頭からしばらく休みがありません。
オイストラフに「汗くらい拭かせてくれ」と言われ、冒頭部を休みにしたというエピソードがあります。
しかし、レーピンはこの録音の直後から原典版で弾いています。
どこかのインタビューで「この曲では休んではいけない」と語っていました。
おそらく、この録音から20年くらい経っていると思われますので、原典版での再録を願っています。
ショスタコーヴィチ、プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲 関連情報