BE BLUES!~青になれ~ 4 (少年サンデーコミックス)
1〜3巻通して何かしらの「成功」があったように思います。
しかし、4巻では細かなプレー1つ1つでの成功はありましたが、3巻までのような一条覚醒、一条復活を感じさせる大きな出来事がありません。
勝ち上がるにつれ対戦相手も強くなってきます。
当然苦戦するシーンも多くなります。
そこを打開するのが一条龍!・・・と思って次のページ、次のコマへ期待感を持たせ読み進めますが、ゴールには繋がらない。
そこに新キャラとしてタテを通せるパサーが登場します。
一条がCFになり、1から組み立てる位置におらず、チャンスを待つことになってしまったことだと裏付ける登場人物です。
中学生にして影のあるキャラですが、これで一条のプレーシーンが増えるならうれしいことです。
試合を決定づけるプレーがほとんど描かれず、読んだ時の満足感が1〜3巻と比べると少し弱い気がします。
ただ、試合の結果を変えることはできなかったけど、人の気持ちを動かすことは出来てます。
その1つが、「アンナ陥落」です。
114Pは必見。私はこのシーンに惚れて久しぶりにサンデーを買いました。
BE BLUES!~青になれ~ 2 (少年サンデーコミックス)
ここ10年少年サンデーの発売日が待ち遠しいなんて
事あったかなあ。
リハビリドクターの台詞『私が無理だって言ったら、君はあきらめるのかい?』
は私の中でスラダン安西先生の、『あきらめたら(以下略)』に匹敵する格言となりました。
まだ2巻ですが既に名作のオーラ漂うサンデーらしい王道スポコンもの。
子供に読ませたい!!
BE BLUES!~青になれ~ 3 (少年サンデーコミックス)
一条が怪我してなければ美しさしか見れなかったと思います。
今巻は泥臭さに感動します。
大怪我から復帰し、センターフォワードとして生きることを決めた一条ですが、ブランク、感覚のずれから思い通りにはいかない。
しかし、そんな中でも今自分にできることを必死にプレーする姿は熱い。
そしてゴールの瞬間はずっと支えてくれた優人からラストパス。凡そシュートとは言えないようなタッチでのゴール。
綺麗なだけの形だけのプレーは記憶にも記録にも残らない。
決して綺麗とは言えない、泥臭い形で1点という記録を残した。
そして逆転の一撃は、見る影も無くなった得意のプレーで取ったフリーキックから。
ゲーム通してみれば復活!とは言い難いが、一条ここにありと思わせるだけの一撃を放つ。
しかし…アンナはちょっと惚れっぽいですね。でも目の前であんなプレー魅せられれば仕方なしです。