忘れてしまった高校の数学を復習する本―高校数学ってこんなにやさしかった!?
「高校数学ってこんなにやさしかった!?」という副題はウソではありませんでした。
高校のときになぜこのような書がなかったのか残念でなりません。
数学の考え方、現実の世界での使われ方の説明に重点を置き、例題も容易な問題を選び、本質を理解することを目的としています。
特に、三角比・三角関数や複素数の説明では、まさに目からウロコ、といった感じでした。
数学にアレルギーをお持ちの方にも是非お勧めしたい、非常に良く出来た書です。
彼女たちの時代(1) [VHS]
ドラマ放映時、OLがビルの屋上から「私たちはここにいる!」と叫ぶシーンで、何故かすごく気持ちを揺り動かされたのをおぼえています。ドラマのターゲットは、小生(S.40生まれ。男子)よりも若い女性層だったのでしょうが、同じような不自由さ、不満、悲しみ、怒りなどを抱えていたんでしょうね。もう一度見てみたいドラマです。
リトル・ダンサー BILLY ELLIOT [DVD]
見終わったあと、ほとんどの人がハッピーになれると思う。
でもそれは、この映画が始終ハッピーハッピーだからではなく、
辛くて、苦しくて、悲しくて、
社会にも自分自身にも憤っていて、
そんな欲求不満を持ちながら暮らしている
ビリーの家族や町の人たちの中に、
優しさや思いやり、月並みだけれど
自己犠牲があるからだと思う。
特に、息子の体にあふれるバレエへの才能を目の当たりにし、
自分の誇りを投げ捨ててまで、
ロンドンへの旅費を作ろうとする父親と、
そんな父さんを抱きしめてプライドを守らせ、
弟の夢の実現へと手を取り協力しようという兄の姿に
涙が止まらなかった。
すぐにビリーの才能を見抜くチェーンスモーカーの先生や、
自分がゲイであることに目覚めつつある親友など、
周りの人たちも丁寧に書き込まれている。
人生は辛い、
でもビリーはそんな町の中で、
みんなに灯る明かりとなったのだ。
言えない秘密 [DVD]
若いころに忘れてきた甘酸っぱい想いや切なさを
思い出させてくれる、とてもステキな映画だった。
さりげないシーンに、胸が苦しくなるようなあの頃の
きらめいた時間、あっと言う間に過ぎ去ってしまった
青春時代の、なんとも言えない雰囲気が漂っていた。
ひとつひとつのエピソードがキラキラと輝きを放ち、
見ている間、私の心は10代のころに戻っていました。
今から7年前、ベイブウはこの映画の舞台になった
ジェイ・チョウさんの母校を見に行きました。
上品で雰囲気のいい学校で、映画の中に覚えている
場所がたくさん出てきて、そんなのも嬉しかった。
カンフー・ダンク!ではバスケ少年だったジェイが、
「バスケやめとくよ」みたいなことを言うのも面白かった。
ファンには羨ましい場面がいっぱい、こういう青春
したかったなぁと、切ない余韻の残る映画だった。