パンダーゼット THE ROBONIMATION 3 [DVD]
CATVで観てとりこになり一気に大人買いしました
大人でも子供でもパンダーワールドにとりこになるでしょう。
3巻目はパンタロン表紙、それだけでもう十分です
シューマン:謝肉祭
これまでクライスレリアーナはホロビッツだと30年も思ってきたのですが、間違っていたことがわかりました。シューマンはこんなにもロマンチックだったんです。はじめてシューマンが分かった気がします。ケンプの温かい音、愛情に溢れた細やかな表現、抑えた感情の中に立ち上る精神の気高さ、胸がいっぱいになります。ドイツ系の作曲家のロマンチシズムはやはりケンプだったんですね。ちなみに、ケンプの弾いているシューベルトの4つの即興曲もルプーとは全く違って、シューベルトの晩年の哀愁を感じさせ心に滲み入る演奏です。
謝肉祭~プレイズ・シューマン
~ 「にいちゃん、何すんねん!」と大阪弁で叫びたくなるような演奏。謝肉祭で弾かれたり弾かれなかったりするスフィンクスをルイサダは弾いている。
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ただ弾いているから「何すんねん」ではなくて、少なくともシューマン自身はそのように弾くアイデアは持っていなかっただろうなと確信できる弾き方。聴いていない人に教えてしまうのはもったいないが、ルイサダ自身は「ピアノの中を覗いたりして」シューマンの求めるハーモニクスを出そうとしたとどこかのインタビューで言っていた。なるほど。
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それから、忘れてならないのは、シューマンのほぼ最後の作品である「天使の主題による変奏曲」。
シューマン晩年の心のありようがそのまま現れたような曲で、私は大好きなのだが、あんまり弾いてくれる人がいない。楽譜さえなかなかみつからない。この曲を凄くチャーミングに、美しく、弾いてくれている。それだけで感謝!~