パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド
グラフィックは、画面が小さいぶん、Wii版よりあきらめがつくwレベル。むしろ、たまに写真が挿入されるので脳内補正ができてイイかも。
ゲームはよくある、基本横スクロールで3D的なしかけアリみたいなカンジです。
雰囲気はイイので映画をみた直後や、『パイレーツ〜』の気分でゲームしたい!という方に。
パイレーツ・オブ・カリビアン:ワールド・エンド オリジナル・サウンドトラック
1作目のテーマ曲はZimmerが書いたらしいですが、やはり第一任者がZimmerになってから今回もテーマ曲の連発はありません。というよりも驚くことに前2作のテーマ曲はほとんどありません。しかし新しいテーマ曲が追加され、そのうちの一つLoveテーマは前2作にはなかった、とても美しい曲です。今回の最大のアクショントラックは言うまでもなくI Don't Think Now Is the Best Time。とにかくスケールがでかい!!ここまででかいのは久しぶりです。1作目はシンセによる音が多かったため批評家たちに非難されたみたいですが、今回と前作はしっかりフルオーケストラです。クラシック好きも楽しめる質でしょう。前2作のCDを持ってる人は一度全部流して聞いてみてください。見事な3部作になっていると思いますよ。
パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド
このゲームで遊んだのは結構前ですが、レビューを書いてみます。
購入を考えている方の参考になれば幸いです。
まず、ゲームジャンルとしては冒険アクションで、ちょっとした謎解きなどもあります。(これはさほど難しいものではありません。)
一番の醍醐味は、敵との戦闘アクションです。
サーベルを使った近距離の戦いがメインで、敵をオブジェを利用して倒したり、崖から落とすといった攻撃もできます。
緊張感のある駆け引きがとても楽しいです。
「アサシンクリードシリーズ」の戦闘と似ているとおもいます。
登場キャラクターは、映画でお馴染の面々で、主人公ジャックに関して言えば、変な走り方(ジャック走り)やふとした瞬間の佇まいは、映画のものとソックリ
で、笑ってしまうほど似ていて可笑しいです。声もジョニー・デップそのもの。唯一、表情があまりないかなあ、という印象がありますが。
多くのキャラクター達が登場しますが、発売時期の関係もあり、サオ・フェン率いる「シンガポールの海賊」たちは登場しません。
だけど、それを補って余りある存在の、生々しくて気色悪い「あいつら」や「デカいアレ」は出てきますので、安心してください。
音楽は、記憶が飛んでしまったため曖昧ですが、映画で使われていた「彼こそが海賊」等、聞き覚えのある音楽は所々で流れてきます。
ステージは映画で出てきた場所(無人島や海賊船、港町など)に加え、オリジナルの場所もいくつか出てきます。ここではあえて伏せておきますが。
僕が印象に残ってるのは、無人島の高台です。そこからの海の景色は、最高の絶景で、進行を忘れてみとれてしまいました。
まとめですが、映画のパイレーツシリーズのファンの方は間違いなく楽しめる内容になっています。映画の世界に入り込める夢のゲームです。
アクションが難しすぎるといったことや、グロテスクな表現もありませんし、比較的、サクサクと進める内容で、長すぎず、短すぎずのちょうどいいボリュームです。
ただ、映画のファンで無い方や、アクションゲームがとても得意という方には、少々ものたりないかも知れません。
個人的にはいい作品だと思いました。
是非、遊んでみてください。
Pirates of the Caribbean (Original Soundtrack)
本作の作曲者、クラウス・バデルトが「タイム・マシン」で単独デビューを飾ってから、いくつか作品を出したがあまりぱっとするものがなく、
タイム・マシンだけで終わりなのか?と思っていた矢先、この映画音楽に抜擢されたと聞いて期待はしていました。
映画公開と同時にディスクを購入し、一通り全部聴いた。
最初の候補に挙がっていたA.シルヴェストリが降板した為、急遽バデルトが仕事を任されたので、作曲期間は数週間しかなかったという。
バデルトがメイン作曲を努めたものの、追加音楽を何と総勢7人が担当。
挙句の果てにはMV(メディア・ヴェンチャーズ、現在はリモート・コントロール)のボス、ハンス・ジマーの名前まで・・。
結局取りまとめたのはジマーであったのか??
しかし、バデルトの成長は素晴らしいものであると実感!
派手なアクション・スコアなどはMVらしさが溢れているが、
その他は新鮮なフレーズが結構あって楽しめた。
演奏もハリウッド・スタジオ交響楽団とのことなので上手い!
パイレーツ~を気に入った方は、是非ともバデルトと同じグループ所属の
スティーヴ・ジャブロンスキーが作曲した日本の長編アニメ映画「スチームボーイ」の音楽も聞いてみてほしい。
そちらも素晴らしいので。
パイレーツ・オブ・カリビアン 自由の代償(上) (竹書房文庫)
ゼルズラの宝をめぐっての物語だが、上巻は人物説明と回想が多く、
物語に相当な膨らみが出ている。
ジャックの目の周りの黒い化粧の由来など、
これまで明かされていなかった事がいろいろ明らかになり、
本編以上におもしろい(少なくとも生命の泉よりは間違いなく)。
ジャックの恋愛観、ティーグとの確執、ベケット含めて各人物の
過去などもあきらかになる。
反面、メインストーリーがなかなか進まない為、少しイライラする可能性がある。
それに、難しい言葉が多く、肉体的描写も少なからずある為、子供向けではない。
これまで、ジャックが何故か不思議な事に遭遇する理由が理解出来なかったが、
この一冊で妙に納得してしまった。
また、女性にとって困難の時代に、海賊王まで登りつめたエリザベス・スワンの強さが、
エスメラルダやアメニルディスと重なって思い返される。この物語には登場しないが。
読み終えた時の満足と、下巻へのワクワク感が素晴らしく余韻として残る。
買って損はないと思う。