カード・オブ・デスティニー ~光と闇の統合者~
創造女神ロアフィーナの名の下、数百年にわたり繁栄してきたロアーナ教国。
その平和は、破壊神ヴォルスタットを崇める新興国家ヴォルドにより打ち砕かれた。
両国軍が大河を挟んで睨み合う中、ロアーナの新任騎士アス・リジェルドとその義妹ルフィーナは、運命のいたずらと巨大な陰謀に翻弄される…。
18禁PCゲームからの移植作品だけあって、敵味方とも美麗なおにゃのこが多数出てきます。
アドベンチャーパートでヒロインたちとの仲を深めつつ情報を集め、
RPGパートで3Dダンジョンに挑んで物語を進めていくのが基本的な流れです。
ゲーム部分での特徴は、あまねく精霊たちの力が込められたカード【ガーディア】を使っての戦闘。これが一般的なRPGの魔法に当たります。
中にはシナリオ上の重大な鍵を握っているものがあり(プロローグで手に入る「ミルカ」など)、まさにゲームタイトルの通り『運命のカード』となります。
シナリオは見た目と違って、ハードで重厚(まあ、ギャルゲーなので一部間の抜けた会話もありますが)。
若き女王ユリシア、誰からも慕われる騎士団長サージェスなど、主要キャラにはほぼ例外なく隠された一面があり、戦争の中で複雑に絡み合う人間模様がドラマを作り出します。
長い戦いの末にヴォルド国王を討ち、平和を取り戻しても、その先にさらなる展開が…。
ギャルゲー要素の中核を成すキャラ絵は、瞳の表現やフェイスラインの造形にちょっとクセがあり、見慣れるまで少し時間がかかる人もいるかも。でも綺麗なのは確かです。
それと声優が猛烈に豪華。久川綾(ミルカ)、国府田マリ子(ルフィーナ)、草尾毅(サージェス)など、大物をためらうことなく投入しています。
快描教室プラス(+) (Comickersテクニックブック)
快描教室2だとタイトルで勘違いして購入してしまいました。快描教室の増補版です。快描教室を持っていれば買う必要はないと思います。
ご注意ください。
出版社のえげつない戦略にまんまと乗せられた感じです。
内容的には優れた著書であることは変わりないので評価は上記のとおりです。
【初回限定生産】BOYS LOVE 劇場版 ディレクターズ・カット完全版BOX(2枚組) [DVD]
ハッピーエンドとは言えない。けれどドロドロとしたのが好きな方は楽しめるかも…。全く期待して居なかったが、主役の菅野篤海がかなり良かった。本人の雰囲気とは真逆のキャラだが、映像になった時の佇まいはガッチリハマる。
EVE burst error "THE PERFECT"
このCDの存在に気付いたのが最近で、ネットで探しすぐ購入しました。
ゲームをプレイしてから10年以上経っていたので、
聞くまでは正直心配な部分もありましたが、
まったく、裏切らない仕上がりになっています。
ゲームをプレイしなくても、聞いているだけで、EVEの世界が音楽を通して確立されています。
EVEが決してシナリオだけが優れていたんじゃなかったことを実感させられます。
通して聞いていると、あの頃EVEをプレイして本当に楽しかったんだなあ、という気持ちも沸きあがって感慨深いです。
ジャケットの内側に梅本さんのゲームやEVEの音楽に対する思いをぎっしり書かれていますが、
当時のことを思い出すとともに考えさせられる内容です。
EVEに思い出がある人は、買って問題ないと思います。
(むしろ買わないほうが、もったいないです。)
発売から13年の時間を超えて、こうしてCD化してもらえた事に心から感謝したいです。。
Tomorrow-陽はまたのぼる- [DVD]
TOMORROW〜陽はまた昇る〜
現実に向き合うことの大切さ、その小さな勇気をあたえてくれる稀有なドラマ。
見終わったあとに、ひょっとしたら俺もまだ頑張れるかもしれない。そんな気にさせてくれるドラマというのはそう多くはない。
登場する人々は、主人公の森山航平(竹野内 豊)ヒロインの田中愛子(菅野美穂)も含め、それぞれが何らかの心の傷や、挫折をかかえている。いずれもが人と人との絆にこだわり、患者の命を守ることを使命として不器用に、赤字ゆえ潰されそうとする市民病院の存続にこだわる。地域病院の再生問題を軸に、親と子、家族の絆、尊厳死など、リアルタイムのテーマを織り込んで見ごたえがある。決して面白おかしい内容ではないのだが、真摯にテーマにむかうドラマの姿勢には好感がもてた。主人公たちが事故にまきこまれるシチュエーションなど、少しばかりご都合主義化かな?と突っ込みどころもあるのだが、そこを差し引いてもなお、観る者の心に訴えかけてくるパワーが作品にはある。
レギュラー陣の好演にとどまらず、例えばゲストの70年代のアイドル、水沢アキや、杉田かおるらが素顔の年齢に見合った役を好演しているのも印象的。全10話のいずれもが、凝縮された見ごたえのあるストーリーとなっている。(個人的には、第四話の佐々木すみ江が長期入院患者を演じたエピソードにはとりわけ心を動かされた。)
2008年も数多くのドラマが放送されたが、私にとってのベストはこの作品である。