娘に・・・
帰らんちゃよかを聴きたくて購入。
曲の息子のように、夢のために上京して、年のせい、親のせいにして田舎に逃げ帰った自分に言われてるようで、涙してしまいました。
島津あやさんのバージョンが1番いかす。
この曲聴いたら、親に会いたくなりました。
一緒に住んでるけど。
帰らんちゃよか/屋台/九州まつり唄
『帰らんちゃよか』の原曲は関島秀樹さんの『生きたらよか』。曲名を『帰らんちゃよか』に変えて、九州では超有名なばってん荒川さんがカヴァーし、更に島津亜矢さんがカヴァーしています。3人とも熊本県出身です。
歌詞は標準的熊本弁ですが、九州方言共通の単語も結構多いんです。
例えば『ばってん』(福岡・佐賀・長崎・熊本方言共通の単語で『けど』『だけど』の意味)・『名詞+ば』(〜を)・『〜けん』(〜だから)・『こつ(ごつ)』(こと)等々・・・。標準語にしてしまうと、当たり前のような言葉ばかりになってしまい、味気ないのですが、方言だからこそ言葉一つ一つに心が込められると思います。九州に生まれ育ち、親元を離れた方にとっては、九州に居る親の気持ちをダイレクトに感じることが出来る珠玉の一曲であろうと思います。
九州以外に生まれ育った方でも、方言特有のぬくもりややさしさを感じることでしょう。そして、親元を離れて遠くに暮らす方は自分の故郷の言葉を思い起こすことでしょう。
メロディーが少々悲しげに聞こえるかもしれません。でも、メロディーの中に『巣立っていった子に対する親の淋しさ』と『親元を離れた子を想うやさしく温かい気持ち』を垣間見ることが出来ます。
ここでは視聴できますが、曲の冒頭45秒しか聴けません。法律的に問題があるかもしれませんが、YouTubeにアップされているフルコーラスヴァージョンを聴いてみてください。
http://www.youtube.com/watch?v=N88JeDTdD-0
海援隊の『母に捧げるバラード』は福岡方言(博多弁)で母親の言葉を綴っており、こちらは粗雑に思えるかもしれませんが、子供の母親に対する感謝の気持ちが込められています。聞き比べるのもいいかと思います。