忍弾 1 (電撃コミックス)
たま日和から約1年半ぶりの著者単行本です。
どちらかと言えば、成年雑誌向けのイラストや同人誌で有名な方かもしれません。
内容の方はと言うと、帯のあおり文句通り「銃」「忍者」「学園」の3つにつきますね。
現代の忍者として銃を扱い、それらの素質あるものを育成する場所「私立久度山学園」。
そこで巻き起こる、撃合(シアイ)と呼ばれる決闘を始めとする戦いと、学園モノとしてのドタバタ劇という、わりとテンプレ・・・というか、近年どこかで見たような既視感を覚えます。
この作品の最大の押しと言えば「銃」とそれに伴うガンアクションでしょうか。
正直私は銃に関する知識はほぼないので、実在のものを出されてもせいぜいベレッタくらいしかピンと来ないのですが、CGを駆使してかなりリアリティのある描写になっています。
ただ悲しいかな、カラーはともかく本編=モノクロだと描かれているものの情報量(描き込みの度合い、影の陰影など)に差が出てしまって、銃とその他とでギャップが出てしまっています。
銃の特性に基づいたガンアクションは、中々面白みがあって良いのですけれど。
もっとも、細かい話を抜きにして絵買いもしくは作者買いであるならばオススメです。
キャラは可愛いし、パンチラ・○首描写といったサービスカットも多く、下着やそのレースはびっちり描き込まれてて眼福です。
鎖帷子のイメージだと思いますが、アミアミと学生服の融合もどこかセクシーで素敵です。
最後にあえて苦言を呈せば、どんな方向性にしろ何かひとつ冒険というか突き抜けた要素があったら良かったのですけれど。
「銃」も単に戦いの道具というだけではなく、銃を生かした競技とか・・・まぁ簡単に思いつくものでもないのですが。
乙女の園を独り占め!(美少女文庫)
女流剣術の一派、早乙女流の跡継ぎである早乙女薫は男である。そのため幼少のころから女装と女性としての生活を余儀なくされてきた。
そんな生活にピリオドを打つべくやってきたのが聖ダリア女学院(もちろん女子校&全寮制)、入学早々薫は生徒会長選挙に立候補を届け出たのだった。
選挙戦開始・いつき初V正常位→選挙対決'@水着対決(綾矢初V後背位)→選挙対決'Aセクシーコス対決(伊織手→初V座位)→選挙対決'B王子様剣術対決(静流F→πF→初V騎乗位)
→4人の執事プレイ(伊織足→いつきV→綾矢V→伊織V→静流V)
生徒会長になって3年生まで在位し続けることが女装生活終了の条件、ということでいつきから順番に対立候補ヒロインを攻略する流れ。各ヒロインを籠絡した形で自陣営に加えていくので、そのたびにいつきを始めすでに薫陣営にいたヒロインたちといざこざを起こすのがリズムを生んでいてなかなか楽しい仕上がりでした。
ひよひよによる各ヒロインとの行為部分の挿絵がいちいち効果的な点もいいと思います。デザイン的にも和装+ショート+百合という茶道部部長の伊織が意外性があって好きでした。