戦神 ~MARS~ DVD-BOX
『流星花園』の時に感じた作りの粗雑さはだいぶ解消されてます。でもまだ桐島の手の包帯が同じ場面であったりなかったり等、矛盾点はあります。それでもこの台湾ドラマのエネルギーって、何なんだろう!ヴィックは少々太めですがほんとに魅力的!洗練されすぎてないところが良いのかも。バービーはキラとして完璧です。つくし役の時とメークも表情も別人!この二人が本当につきあっちゃってるとこがにくい!三回字幕と吹き替え両方で通して見た後もう一度隅々まで見直してます。ほとんど中毒です。達也の健気さにも泣かされます。桐島の怖さにぞくぞくします。とにかく見るべし!
チェーザレ 破壊の創造者(6) (KCデラックス)
大好きだから星は五つ以外ありえません。甘いかも?四つくらいが妥当?話はたいして進んでないしな・・・。
模擬戦後の祝勝会。年相応にはしゃいでる面々がかわいらしい。特にミゲルとアルバロ。総当りかよ!
和やかな雰囲気はしかしすぐに霧散し、フィオレンティーナ内の密偵の正体が明らかになる。
巻きこまれ重傷を負うアンジェロ。彼の純粋な好意を利用したチェーザレを責めるミゲル。
なんだかこのところミゲルがチェーザレに対して憂悶しているようで気になる。
チェーザレの置かれている立場の難しさ厳しさ(庶子であること、ボルジアの後継者であること、聖職者であること、否応なしに政争に関わっていかねばならないこと・・・)について、ロドリーゴやフランチェスコはなんとも思ってないことを心配している。アンジェロについてのことを責めるのもその一環だろうし、出会った頃の回想シーンに入るのもその延長のように思える。・・・どうなの?
なのにあくまで強気のチェーザレ。本心は違うところにあるようにも見えるけど。ミゲルにも弱音を吐かないんですか!
スペイン語と礼儀作法を学ぶアンジェロは、ピサ編だけで終わらない狂言回しになるのかな。
ホアンやルクレツィア、シレンツィオなどキャラがそろい、性格も判ってきて嬉しい。
スフォルツァやベンティヴォーリオなどイタリアの有力者一族の名も出てきて嬉しい。
・・・指先を傷つけあった後、二人は兄弟の契りとかしたんでしょうか?
チェーザレ 破壊の創造者(7) (KCデラックス)
有名な「カノッサの屈辱」。どの視点から見るかで勝者と敗者が別れる事件なのだけれども,世俗の上に神が居座るという構造は,キリスト教世界では仕方がないのかもしれない。
それにしても昔語りを生き生きと叙述できるのは,漫画ならではの世界なのかもしれない。
本来ならば,もっと不衛生であるべき世界が,静謐にさえ思えるように描かれてしまうのだ。
小さな部屋の中でほとんどが展開する世界。
そこには大きすぎる広がりがあったのだ。