人生、これからや!
コシノさんのイメージは、寡黙でクールなイメージだったのですが、この著書を読んで印象ががらりと変わりました。
英語で話すところしか見たことなかったのもあるかもしれないですが、ばりばりの関西のおばちゃんだったんですね。笑
コシノジュンコさんのおかあさんの成り立ちから、コシノ三姉妹の幼少期から現在までの。。。。。
おかあちゃんの『娘のデザインパクって何が悪いんだ!』ってのを平気で言ってるお母ちゃん。大好きになりました。
ほんわかになれる本で一気に読んじゃいました。
コシノ洋装店ものがたり (講談社プラスアルファ文庫)
朝ドラ「カーネーション」が始まったので、原作を読んでみました。
ドラマでは脚色も多いですが、原作で書かれている事件(?)は割と忠実に描かれれいます。
小篠さんは作家ではないので、回想が重複していたり、つじつまが合わなかったりすることもありますが、なかなかおもしろいです。
昭和の時代にたくましく生きた女性に拍手です。
綾子とあかい糸―コシノ三姉妹の母の生涯
現在放映中のNHK朝のドラマ『カーネーション』の元本となっているのがこの本。NHKの特番などでも何度か紹介されていました。小篠綾子さんの人生を、当時の歴史や洋装史を混ぜ込みながら、丁寧につづられています。小篠綾子さん関係の本の中で、唯一、筆者がコシノ家の人ではなく、理系の大阪出身の女性。だからでしょうか?他の本では結構いい加減に書かれていた年代も順を追って記されており、しっかりとした内容です。また、他の本では全く触れられていなかったコシノ家の秘密(小篠綾子さんの本当の出身地や、コシノという姓に関する秘密など)にも筆が及んでいて、興味が尽きない一冊でした。NHKという公共の電波では触れられない、またコシノ家の人では書けなかったであろう秘密を知りたい方は必読の著!また洋装関係で論文を書かなければいけない学生さんにとってはバイブルになりそうな一冊です。私にとっては花マルの本でした!