オウガバトル64究極の攻略―システムアナライズ&総合戦略・戦術講座 (NINTENDO64完璧攻略シリーズ)
一見どこにでもあるような攻略本…にしては値段が高い。本も分厚いし、
どこにでも有りそうで、そうそうなかったりする。
買ってみて、中を見て初めて発した言葉は、とにかくすごいの一言だった。
大体において、説明が攻略本の2分の1ぐらいはある。
…こんな攻略本は今まであっただろうか?
説明書きの部分が最初は読むのが面倒で、後回しにしてしまった。とにかく使ってみたかったからだ。
やってみると、シナリオ攻略の部分だけでは、やっぱり少し難しい気もした。
そして、説明書きを無視して最初のエンディングが不安に違わぬバッドエンディング。説明書きも少しは読んだ方がいい、と今さら思いつつ読んでみると、やっぱり微妙に私がやっていたことが違っていて、それがエンディングに影響してしまったらしい。
他の攻略本にはない、説明書きが2分の1もあるのは、より分かりやすく、より楽しくゲームを進めるためだと、分からされた一冊の攻略本だった。
オウガバトル64
まず1曲当たりの収録時間が短いのがきつい。
(ゲーム音楽のサントラは2ループ再生が多い中、このサントラは1ループ再生。)
BGMとしてじっくり聴こうにも、あっという間に曲が終わってしまうのが残念。
あとMIDIバージョンは、ほとんど原曲版と変わらない。
個人の感想としては、MIDIバージョンを無くして、その代わり原曲を1曲1曲長めに収録してほしかった。
それでも戦闘曲Decisiveは一聴の価値有り。作曲者のセンスが光ってます。
オウガバトル64
堕ちた某社が重要スタッフを引き抜いたせいで初期オウガシリーズ2作には及ばないけど、それなりに楽しめました。ただセンスを疑うような要素もあります。
1.デボネアは武器が変更できず物理属性の攻撃しか出来ないので、アンデッドは消滅できない。この点が一番嫌い。何でこんな設定にしたんでしょうか。
2.敵が落とすアイテムの入手確率が100%ではないので、クリア寸前でも泣く泣くリセットせざるを得ない場合もある。これも非常に腹が立ちます。
3.中断は出来るけど途中セーブが出来ない。ファイアーエンブレムを思い出しました。
4.必要なハードはプレステではなくて、マイナーなもの。プレステ版を出して欲しい。
伝説のオウガバトル全曲集
ゲーム音楽の進歩はスーファミ時代も勿論あったものの、どこか想定内もしくは従来の延長線といった印象の物がほとんどであった。
そんな中、従来の型とは明らかに異質とも言える構成の音でその進化・飛躍を感じさせてくれた数少ない作品の一つがこのオウガバトルである。
まるで音楽作品を聴いているかのような音のアプローチ、そして楽曲そのものの素晴らしさ。
Autumnal Skyを聴くと、今でも次から次へと溢れ出る調べに驚嘆しながらプレイした当時の記憶が蘇る。
さてこのサントラであるが、注目すべきは実機再生のオリジナルだけでなくMIDI音源による再生Verが収録されている事だろう。
上質な音源による純粋な底上げなのでプレイ当時の印象が損なわれる事も無く、
今聴いてもほとんど支障なくその楽曲の素晴らしさを愉しむことができるのである。
このMIDIバージョン収録という粋な計らいは嬉しい限りであり、
内蔵音源で音を鳴らしていた時代のサントラとしては一つの完成形と言えるのかも知れない。