アナザヘヴン [DVD]
テレビドラマと連動したストーリーが話題だった作品。
ドラマを見ていなくても十分に楽しめます(ドラマも面白いよ!)。
小説で読むと、主人公のカルト的世界への盲信ぶりがあまりにも現実離れしすぎていて全然刑事っぽくなくて変でしたが、映画版だとそれほど気にはなりませんでした。
死体なんて見慣れているはずの警官達が、脳みそスープ見たぐらいで一斉にゲロを吐くシーンなど「そんな反応するかいっ!」と、ツッコミたくなる場面も一部ありますが、スタイリッシュな映像表現と、正体の分からない犯人を追いかけるサスペンス感が、邦画にしてはいい感じなので、まだ見ていない人はどうぞ。
余談として、台湾でこの映画が放映された時、エンディングのルナシーの歌を観客が合唱したそうです。そういう文化なんでしょうかね…?
アナザヘヴン・コンプレックス-ll ― オリジナル・サウンドトラック
兄弟アルバムの「アナザヘブン コンプレックス-VARIOUS」が、劇中歌とBGMを半々に収録しているのに対し、こちらは純然たるBGM集。音楽担当:岩代太郎の全スコアであることから、「アナザヘブン コンプレックス-SCORE」と命名されている。「VARIOUS」と重複している曲が何曲かあるが、長さもアレンジも完全に同じもの。
「テレビと映画をリンクさせたプロモーション」は、フジ「踊る大捜査線」のブレイクですっかりお馴染みになった。だが、先駆者はテレビ朝日系が企画した、この「アナザヘヴン」なのだ。
大物作曲家:岩代太郎氏が手がけたBGMは、いずれもクリーンかつメロディック。オーケストラ〜電子サウンドを巧みに操り、都会的な旋律を紡ぎ出す。イメージとしては、ブレイクした「沙粧妙子・最後の事件」の作風に近い。
曲名は全て、Welcome To Another Heaven #xx となっているが、幾つかのバリエーションを除き、それぞれ別のメロディーである。ラストは、LUNA SEAのRYUICHIとSUGIZOが参加した、スキャット版「gravity」。と言っても、BGM中に、河村隆一の「ah-haa..」という声と、微かなギター音がコラージュされているだけの雰囲気モノ。ロック・ソング「gravity」の別ヴァージョンではないので念のため。
「VARIOUS」、「テレビ版DVD-BOX」、「映画DVD」と揃えたので、「ここまで来たら、完全制覇するか!?」と買ったが、地味な作品なので、聴く人は多くないだろう。質はなかなかだと思うので、一応、お勧めしておくが、気に入らなかったからと言って、石を投げないように!!
アナザヘヴン~eclipse~ BOXセット [DVD]
映画版のグロさが後味悪くって敬遠してたけどこちらは涙有りの素晴らしさ!ゴロ〜と一線を越えられない少女時代のトラウマを抱えたノリコに涙でした!本上まなみさんは透明感有り
アナザヘヴン [DVD]
ドラマとは違い、かなりグロい(しかもエロい)です。最初の殺人現場のシーンで早くも『…ゲッ』となります。人間の弱さとか隙が、自らを滅ぼしていく感じが恐怖として描かれていて、一度ハマると、なかなか抜けだせない世界を持っている、後引くタイプの映画だと思いました。
ただ、最後までグロさが続くので御注意を!!
アナザヘヴン2〈VOL.1〉 (角川ホラー文庫)
アナザヘヴンから引き継いで、独特の美の世界がこのVol.1では引き継がれます。
早瀬がイタリアで朝子の影を追うあたりは、美しくもありわくわくするのですが、日本で起きる数々の出来事は???という感じです。
まぁ、ネタをばらせばeclipseの内容なんですが、アナザヘヴンのジェットコースター感覚はこのアナザヘヴン2では感じられません。