HARD TO HANDLE [VHS]
トム・ぺティー&ザ・ハートブレイカーズを引連れたオーストラリアでのツアーの様子を収めたものである。往年の名曲が演奏される中、このビデオの中盤で、ディランはギター1本で激しい弾き語りを見せてくれる。もちろんハーモニカの吹きっぷりも申し分ない。曲のアレンジが原曲に近いものがいささか多かったのが難点だが、それをカバーして余りあるステージ・パフォーマンスだ。'80年代のディランを見る上で重要なビデオである。
We Are The World ザ・ストーリー・ビハインド・ザ・ソング 20th アニヴァーサリー・スペシャル・エディション [DVD]
アフリカ飢餓救済のために行われた大イベントのメイキングDVD。
たくさんの有名アーティストが集った、というだけでない『大魔法』を
視聴する方は感じることでしょう。
視覚障害がある、レイ・チャールズとスティービーワンダーの喜悦ぶりがとても印象的です。
ただ残念なのは、日本語の字幕。たとえば最初のボブ・ゲルドフの挨拶で、
「27500人の前に小麦を15袋どさっと置いて、それで援助だというんです。誰を責める訳にはいきませんが・・・」
とビデオ版にあったのが
「小麦粉15袋を27500人で分けます。暗くさせるつもりはありませんが・・・」
などとDVD版では妙な形に変わっていて、
『なんだよ!これ!』とやりきれなくなったり。
字幕OFF機能があるし、映像も音声も当時のものですから、出来ることなら『字幕OFF』で楽しむべきかもと考えます。
ミュージッククリップ部分を5.1chで楽しめるように別にトラックが用意されています、当時を知る人もそうでない人も、これは買いかと。
ドント・ルック・バック [VHS]
1960年代半ばのディランのイギリスツアーの様子を収めたものである。当時、フォークのプリンスと呼ばれ、いつも同じようなインタビューを受けることにうんざりした彼の苛立ちがにじみ出ている。当時付き合っていたジョーン・バエズとの別れをもにおわせている。内容はコンサートの場面とインタビュー、ホテルや楽屋での様子が撮られている。コンサート場面で途中から始まったり、尻切れになっている所が残念な点である。しかしながら、初期のディランの曲(アルバム未収録の曲も)が多く収録され貴重な映像であることは間違いない。
iSong ギターレッスンシリーズ Bob Dylan
オリジナルの音になんとなく忠実なタブ譜がついていて
わかりやすくて音を探す意味では良いのだが
はたして本人が、その位置を弾いているのかは疑問だ。
動画よりもタブ譜の動きを観てゆけば大体の感じがわかってくるのだが
あまり初級の方にはお勧め出来ないと思う。
第一BOB DYLANの奏法自体が癖の塊なんだから・・・
ザ・ベスト・オブ・ボブ・ディラン
聴かなきゃいけないなんて事は無いのだけれども、人生において(少々大袈裟だが)是非この人の音楽は聴いた方がいいって言う人がいる。ボブ・ディランはその最たる存在だ。
じゃあ聴いてみようってなった時、どれから聴いたらいいか迷う。ディランなんてアルバムは40枚も出てるし、ベストだっていろいろある。
そんな時は、これがとりあえず一番いい。
最近出た赤いジャケットの三枚組なんて、カネが余ってるならいいけど、あんまり大した内容じゃないし、こっちで充分。で、気に入った曲があったらそれの入ってるオリジナルアルバムを買いましょう。