Sumaga Music Galaxy
原作をプレイしている方はもちろん、未プレイの方にもオススメできます。
というのも、どの曲も基本的に、耳当たりが良いのです。
ですが、「万人向けでつまらない」といった駄作ではありません。ちゃんと言葉通り「万人に好まれる曲」ばかりなのです。
曲調も軽め・重めがありますので、BGMやリスニングにいかがでしょうか。
※別のレビュアーの方がおっしゃっている「曲がショートである」という点について
たしかにショートと言うだけあり、曲は最後まで聞くことが出来ません。
ですが、どの曲も2分〜2分30秒程度あり、試聴レベルは超えています。そのため、このCD単体で楽しめます。
(曲を気に入ったならば向こうのCDを買う[Star Mine Gig スマガ ミニアルバム]・同アーティストのCDを探す等をすすめます)
また、ミニアルバムの3曲がショートである分、
『Swinging Popsicle/(a)SLOW STAR 』『大槻ケンヂ/あくびの戦士がふぁー』『いとうかなこ/Dive!』
の3曲はフルバージョンで収録されています。OP・EDで本作品に注目した方にとっては見逃せない点でしょう。
5年後の世界
5年後の世界。
筋少・オーケンを追っかけ続けて本当に良かったと思う作品。
その理由は、絶望から這い上がってようやくたどり着いた「幸せな世界観」が詩の中に込められていたからだ。
筋肉少女帯の時代は、CDが1位になって、いいとものレギュラーにもなって、アイドルの恋人も出来たのに、
ちっとも幸せそうではなかったミュージシャンの大槻ケンヂ。
心の中はもやもやとした闇に包まれ、まるで明るく人生を生きることを拒むかのようだった。
『サンフランシスコ10イヤーズアフター』にてそんな自分にお別れを告げ
筋肉少女帯を去り、特撮という新しいバンドを作った。
特撮の方向性は筋肉少女帯とはまるで真逆で、別人のように楽しく前を向いていた。
だが筋肉少女帯を捨てた彼は、昔歌った"詩"までも捨ててしまっていた。
その後筋肉少女帯が復活、特撮が活動休止となる。
それでも未だ彼は"詩"を作らなかった。
大槻ケンヂが、大槻ケンヂである詩を再び書き出したのは『大槻ケンヂと絶望少女達』という企画で、
さよなら!絶望先生の主題歌を作ったときだった。
筋肉少女帯が"苦しみ抜くため"、
特撮が"楽しむため"に作られたものだとするなら
絶望少女達は"役割を果たすため"のグループだ。
筋肉少女帯期に味わった苦しみ、特撮時代に味わった楽しみ、
それらの経験を混ぜ合わせて、悲しい体験をしている誰かに希望を見せてあげること。
そんなことを彼がするなんて"想像もできなかった"し、
5年以来の特撮復帰作品でそれをするとは空想できなかった。
「お前は持ち場に戻るんだ」
「Please don't lose the way」
「誰もがそろそろ帰る時と気付く 大切なものを待たせてきた場所へ」
上記のフレーズは新曲のうちの一節の抜粋だが、まるで自分にそう言い聞かせているようにも思える。
そのような原点回帰の意識を持ち、重い腰を上げ再び絶望と向かい合い、その中にある希望を詩にしたのが本作品だ。
人として軸がブレている
空想ルンバ
林檎もぎれビーム!
メビウス荒野〜絶望伝説エピソード1
かってに改造してもいいぜ
・・・
どれも筋肉少女帯のリスナーにはニヤリとくる楽曲だ。
また、特撮曲のカバーはより深みを増し、元々大槻ケンヂがやりたかった『パンクバンド筋肉少女帯』を彷彿させる。
このような作品を作り上げたオーケン、そして彼の協力者たちにお疲れ様と、ありがとうを言いたい。
グミ・チョコレート・パイン グミ編 (角川文庫)
存在は知ってたのだけど、ずっと読んでいなかった。何を思ったか、ちょっと前に思い出したようにまとめて大人買いして、この一週間で一気に読んだ。この作品が書かれたのが'92年だって。「二十歳だったその頃に読んでたらなぁ、、。」なんてことをちょっと悔しく思いつつも15年くらい遅れて読んでみても面白く読める。個人的にはグミ編が甘酸っぱくて好き。その後の展開の布石としても重要であるが、この部分だけ読んでも十分に楽しめる。
Star Mine Gig スマガ ミニアルバム
月末発売のNitro新作"スマガ"のイメージアルバム。
Swinging Popsicle,Rio,QUBE,THE SPIN,大槻ケンヂ(敬省略)ら5組のアーティストが持ち味活かして歌う5曲。
(a)SLOW STAR ~Movie Ver.~
Sunahama
アイノコトバ ("スピカ"イメージソング)
Mirai
イデアリズム ("ミラ"イメージソング)
Gensou
真実の灯 ("ガーネット"イメージソング)
ふぁー ~Movie Ver.~
各イメージソングの前トラックは各キャラの一言?が。
なお、(a)SLOW STARはデモムービーにて、他4曲はNitro+の"スマガ"サイトにて
試聴できますので、チェックしてみるのもいいかもしれません。
(しかし前作がCHAOS;HEADだったので個人的に今作とのギャップがすさまじいです^^;)
戦え!ぬいぐるまー! CD 初回版
一曲目の、「戦え!ぬいぐるまー」は名前の通り、
大槻ケンヂリスペクトな曲と歌詞になっている。
「神の領域」を連呼するサビもなかなかだが、
中盤の語りも変でつぼにはまると何度も聞いてしまう。
映像特典とエンディングテーマも素直に素敵でオススメ