大映テレビ主題歌コレクション~フジテレビ編
当時はスケバン刑事とか、今では考えられないキャストとストーリー、そして臭い台詞に下手な芝居。
当時だから許されたんだろうなぁ。
ブックレットには、各主題歌のドラマのあらすじ、放送年月日などデータが記載されてます。
葛城ユキさんのハートブレイカーはカッコイイです!
ちなみにTBS編に収録の摩天楼ブルースは、恐らくこのCDでしか聴けない貴重な音源です。
火曜サスペンスのテーマ曲が岩崎宏美なら、大映テレビのテーマ曲の女王は椎名恵かな?
箸墓幻想 (角川文庫)
常々、日本では古墳の発掘が許されないのを疑問に思っていました。古墳には、古代史を書き換える発見がまだ眠っていると思うのですが。
しかし、それだからこそ成立したこの作品、古代史の謎と現代のミステリーが自在に交錯するこの楽しさは、そうした考古学的な(あるいはもっと別の)タブーがあるからこそとも思えました。
飛鳥の地を訪ね歩きたくなる本当にロマンあふれるミステリーでした。
空白の叫び〈下〉 (文春文庫)
下巻は少年を出た3人が、
社会でなかなか受け入れられず、
またもや新たな犯罪に手を染めてしまうまでを描いています。
一度罪を犯してしまった人間に対して
社会が冷たいのは当然のことで、
彼らは普通の人以上の頑張りが必要となる。
そこを理解せず、社会に反発するように新たな犯罪に手を染める少年達。
あまりに幼い発想。
要は少年を更生させるって、
心や体に覚えこませるのではなく、
人対人で真摯に向き合ってくれる大人の存在なのかもしれない。
葛城と神原の関係の件はいかにも作られた感があったけど、
被害者の父が久藤に語った真実にはハッとさせられる繋がりがあり、
更正への道をはっきりと感じられるラストでした。
少年達の心の叫びは最後の最後まで鳴り止むことなく、
結局3人に欠けていたものは、
注がれることのなかった愛情なのかもしれません。
プレミアム・ベスト 葛城ユキ
私が知っていたのは、一曲目と二曲目だけ。
今度聴き直してもああこういう曲だったなあ、と憶い出しただけのようだったが、五曲目のゲッタウェイは生まれて初めて聴いた。これが最高!一曲目や二曲目の比ではなく、歌詞と楽曲と声力がこれまでに聴いたどの曲にもない、これ以上のものにはできないものであったことを知らされた。ロックと女声がここまでマッチングすることはこれまでもこれからも、多分あり得ないだろう、とここで断言しておいていい。