ラスト・ワルツ(特別編) [DVD]
公開当時は劇場で観てコンサートがフルで写っていなくてスタジオでのセッションやインタビュー(あまり為にならない)が挿入されていて散漫な記憶しかなかった。今回改めて観ると監督マーティン・スコッセシの意図が少し理解できました。後年ロビー・ロバートソンへの批判も多いけれど、画面でみるとバンドを維持するのが限界に達したという意味は人間関係ではなくて音楽的なものだったのだと思いました。行くところまで行ってしまったものしか味わえない空しさだったのでしょう。
本編は画面も音も綺麗になって迫力あるものでした。照明も凝っていて映画っぽくなっていたのを別添音声解説で知ることができて良かったです。映画監督って大変な才能が無いとできませんね。あと、特典映像で初めて観る事の出来た「ジャム2」でニール・ヤングが主体になって引っ張っている姿が微笑ましかった。彼の暖かい人間性を感じてしまった。に比べるとクラプトンってあっさりした人なんだなぁと思いました。音楽映画では他に抜きん出ている傑作ですね。これだけの歴史的なイベントだったのですから、当然より完全なフルバージョンで後年発売されるでしょう、楽しみです。
グラミー賞グレイテスト・ヒッツ! VOL.1 [DVD]
英語力ゼロの私が、マイケルジャクソン旋風に飲み込まれ、マイケル観たさにこのようなDVDまで購入してしまいました。まったく興味のない世界の人の歌なんか聞けるはずもないと思っていましたが、一度見ただけで、マイケルの熱唱を初め、他の受賞者の楽曲は、また観たい聞きたいと思ってしまうほどの魅力的なものです。このような事態には洋楽オンチの私自身がもっとも驚いています。
追伸、マイケル・ジャクソンなんて、生前は、興味もない世界の人であったにもかかわらず、ゴシップなどは、すんなり受け入れてそういう人だと思っていたことを、恥じています。この場を借りて懺悔します。生前よりマイケルの魅力を知って、日本で応援され続けたファンの皆様のおかげで、マイケルが日本を愛してくれたことを心から感謝したいです。
ジ・エッセンシャル・バーブラ・ストライサンド
20代の頃 バーブラの映画をよく見ました
歌の巧さに憧れ、元気をもらいました
私にとっては青春時代を象徴する歌手です
その歌がほとんど網羅されていて
ずっと手元に置いておきたいCDです
ダイヤモンド・エイジ〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)
圧倒された。物語は、多くの近未来SF同様、この特異な世界の存在を当たり前の前提として受け入れている読者に向けて語られるという形で進むのだが、その前提とされている世界があまりに独創的で大きな広がりをもっているので、読み始めたとき、あまりのわからなさに戸惑い、読み通せるかたじろいだが、読み進めていくと、そのわからなさがむしろ楽しく、快感になっていった。最後までわかりにくいことはわかりにくく、わからないこともいろいろと残るのだが、物語の世界に入っていくと、語られないことの背後にも膨大な世界が広がっていることが自然に感じられ、自分はのぞき窓から膨大に広がるこの特異な世界の一部を垣間見たのだという気持ちになっていく。SF読者以外の人にも読んで欲しい。