ラスト・ワルツ (特別編) [DVD]
ザ・バンドの存在を知るのに、アルバムを聴く以上に、このDVDは最高の入門書になる。
ニールヤング、ジョニ・ミッチェル、クラプトンから、ディランまで、ゲストミュージシャンは最高のラインナップだ。
しかし、この泥臭い南部のミュージシャン達は本来、オペラハウスを舞台にするほど、華やかなバンドではない。
DVDは、監督、ミュージシャンの音声解説、映像が途中で終わってしまうような未公開映像(ジャムセッション)まで収録するなど、可能な限り1枚のディスクに詰め込んである。
インタヴューで、15年の歳月は長すぎたと、今までのキャリアを語るロビー・ロバートソン。
しかし、10年後の再結成で解散を望んだのはロビー一人だけだったことを明かす他のメンバー達。
その事実を知って鑑賞すると、5人同時のインタビューの席は、ロビーの独壇場になってしまっていることが、少々虚しく思えてしまう。
しかし、ロビーの決断がなければ、この傑作映画が完成しなかったのも事実。
このDVDは、以前から980円の値段で何度も再発されていた。
多くの人達に購入してもらう意味で、これから先も、お手頃価格で延々と販売してほしい。
Everybody Knows This Is Nowhere
有名な曲がいっぱい入ってますね。でも、Round & Roundとか、Losing End もいい雰囲気を出してて大好きです。捨て曲なしですよ。あと、他のニールのアルバムにはない、独特の雰囲気もあります。これをなんと表現したらいいのか・・・他のアルバムは、多かれ少なかれ、ある程度きまった音楽のフォームにのっとって曲を作っていることが多いのですが、このアルバムは「ニール印オリジナル」度合いが強い。頭を使って作った部分と、感性を使って作った部分が絶妙なバランス、というのだろうか・・・意識しているかどうかはわかりませんが、今作以降のニールはこのアルバムで示した自身のスタイルを模倣していった、と感じます。とにかく、そんなゴタクは抜きにして名作。
クラウド誕生 セールスフォース・ドットコム物語―
理想/思想の掲げ方がすごい。
ITの聖地、シリコンバレー、っていうのは伊達では無く。
IT業界はこうあるべき、IT業界の未来は、を卓越したレベルで掲げられる。
このレベル感がまず、日本よりも世界よりも一歩も二歩も進んでいる。
SalesForceが掲げるビジョンに感銘を受ける。
ただ、定価はちょっと高いかな、という印象。
ラスト・ワルツ(特別編) [DVD]
死ぬほど最高です。
始まって、すぐに、泣いてしまった。
音楽そのものの、人柄が、そこにいた。
優しくて、地味で、力強くて。
ディランや、ヤングのような華は無いが、その華のある連中と一緒に演って
そして、それが完璧にはまっている。
彼らには、エゴがないように見えます。
クラプトンだろうが、マディウォーターズだろうが、彼らに
快く、華を持たせることが出来る。
脇役賛美。
ザ・バンドは、人類を賛美しています。