THE HIT PARADE
昨年、ZARD、倉木麻衣を迎えてカバーシングルをリリースをして話題になりましたが、
そのリリース後、それらを含めたカバーアルバムが11月にリリースされました。
彼女達だけではなく、B'zの稲葉浩志や、愛内里奈、GARNET CROWの中村由利等の
ヒットチャートでお馴染みのビーイング系アーティストも参加しています。
感想ですが、自分が原曲を聴いたことあるのは、17曲中4曲なのですが、
その4曲を原曲を比べて見ますと、やっぱりカバーとしては今ひとつだった気がします。
とは言っても、個人的にはあまり細かい所を気にしないで聴いてたので、
普通に最後まで楽しむことが出来たアルバムでした。
一番、気に入ったのは、稲葉浩志の「勝手にしやがれ」、滴草由実の「Foggy Night」
竹井詩織里の「パープル・タウン」あたりでした。
SINGLES+1
私が大学生学部時代によく聴いていたのがDENNの曲だった。とある場所で彼らの曲が流れているのを聴き、早速このアルバムを購入した。デビューシングルである「このまま君だけを奪い去りたい」もいいが、個人的には、「永遠をあずけてくれ」と「Love Forever」がお気に入りですね。特に後者は切ない歌詞ですね。「おもいきり笑っている僕はいてももう君はいない」という歌詞は本当に切ないですが、未来に向かう力強さを内に秘めているような印象も受けます。東野純直の「君とピアノと」と福山雅治の「It's Only Love」と併せて聴くといいかもしれません。最近のDEENの曲はよく知らないのですが、このアルバムは彼らの優れた曲が満載だと思う。私と同じように学生時代に彼らの曲を聴いた人は思わずその「懐かしさ」に浸るのではないでしょうか。お薦めしたいアルバムの一枚です。是非お聴き下さい!
MANISH BEST~Escalation~
MANISHという名前を聞けば、その世代なら「なつかしー」と大半の人が思うだろう。ZARDやWANDS程のインパクトが無かったから尚更そうさせるのかもしれない。MANISHと言えば、キーボード×ギター×ボーカルという変則的な二人組のデュオというのがインパクトがあった。また二人とも黒のロングヘアーだという記憶も残っている。
思えば、MANISHが活躍していた頃は織田哲郎プロデュースの元に猛威を振るっていた「ビーイングブーム」とぴったり合致する。ご多分にもれづ、MANISHもまた織田・栗林・川島だりあ等の「ビーイング御用達」の作家陣に囲まれていた。やはり特有のシンセ系を主体とした曲だけに軽さが否めないが、上記作家陣が作るメロディーの素晴らしさは流石だ。
上記以外にもDEEN・ZEEG等軒並み上位にチャートインしながらMANISHは大半が10位代に留まっていたある意味稀有な存在だった。やはり上記のロック系のアーティストに比べ同じビーイング系でもインパクトが足りなかったのかもしれない。或いは女性デュオと言う事で女性ファン層を開拓できなかったのか?
しかし裏腹に例えば活動期間は93-96まで結構長かったのだ。爆発ヒットは無かったが好きな人はとことん好きだった歌手なのかもしれない。また、それを裏付けるように曲調も初期ー末期と一貫した雰囲気だったのもそうさせたのかもしれない。とにかく楽曲的な素晴らしさは上記アーティストにけして引けを取らない。
※MANISHデータ
ビーイングブームに乗る形で誕生した唯一の女性デュオ。キーボードを主体としたポップス系ソングに重きを置いた。活動期間1993-96多くの曲がチャート10-20代だったが、「もう誰も気にしない」5位、「煌く瞬間」6位等のスマッシュヒットも生んだ。二人組みでありながらボーカル×コーラス×ギター×キーボードという異色の構成も魅力的だった。