ムック アコースティックギターマガジン Vol.9 CD付 小田和正&佐橋佳幸 (リットーミュージック・ムック)
創刊号から購読していますが、最近流行のギタリストや懐かしのフォークシンガーが登場したり、初心者教室やオリジナルCD等などギター初心者から上級者まで楽しめる内容だと思います。特に最新ギターの弾き比べコーナーはギター好きにはたまりません。懐が寒くなるほどです。
サディスティック・ミカ・バンド [DVD]
かつてトノバンはミカバンドのことを「単なる酒飲み集団だよ」と言ったことがある。このDVD(特に特典ディスク)を見ながら、確かにその通りだと思ったが、そこにはまた別の意味が含意されていることに気付く。つまり、
人間として相互に尊重・信頼し合えるかどうか、そこにバンドとしての命があるということ。
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とにかく特典ディスクがよろしい。
レコーディング合宿の模様、PV撮影の舞台裏、コンサートリハーサル。
メンバーの素顔、完成前の音、本番で聴けなかった音、ユキヒロの衝撃の頭(鶴太郎)、sockernosをアコギで伴奏、コンピュータによる音程補正を暴露、アコギの微妙なフィンガーピッキング、原初音の「Narkissos」、「ヨッパライ」にこだわる高中、「これからは酒も抑え気味にいかないと」「俺も」「そりゃ嘘だ」(相互に尊重・信頼してる)、普段着のカエラ、言葉遣いが大人なカエラ、意外と音痴なカエラ(実力とは関係ないけど。あの曲はメジャーとマイナーが交錯するもんね)、カエラの歌入れにコック姿で現れるトノバン、太白ごま油、皆が朝食を食べているときに調理に専念するトノバン、アコギ一本でbig-bang(当初はコード進行が違っていたことがわかる)、「トノバン声大きい」に対して大音声の「あ〜た〜し〜は」、カエラが描いた「パブロ的」自画像、トノバンがカエラに英語指導、リハーサル前にトノバンが一杯(10杯かも。どうでもいいけど)、「on D」を忘れる小原、即興でレゲエ版タイムマシン、ユキヒロの手の絆創膏。とにかく楽しそう。遊びの天才、そして究極とも言える余裕! ユキヒロに対するトノバンの気遣いも十分に伝わってくるし、メンバーそれぞれがそれぞれを尊重しているということも見事に伝わってきた。(ユキヒロの十円ハゲはなかったことにします。)
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一方の本編は、、、雑誌のインタビュー記事で十分なような気がするし、何よりも、ミカバンドらしさが感じられないのが残念。滝本さん、力入り過ぎちゃったかな? あれやこれやと策を弄することなく、監督が感じた「ミカバンドらしさ」をストレートに表現して欲しかった。
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それにしても、これだけのメンツを擁しながらも言うかと思った重い重い言葉、トノバンらしいなと思った。
「うまくったって、人は感動しないじゃない」(加藤)
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いずれにせよ、2chでしかわめけない連中は嫉妬に狂うだろう、ふおっふおっふおっ。
BGM:サルバドル・アジェンデ最後の演説(1973.9.11 サンティアゴ・モネダ宮にて)
SING A SONG
初期のアルバムとは雰囲気が違いますが、芯は変わっていなく、進化しているように思います。
バランスのとれたアルバムで、キャッチーな曲、その時に興味があってチャレンジしたような曲(?)、文句なしのバラードと、最初から最後まで心地よく聴くことができます。いつも思いますが詩がすばらしい。言葉の乗せ方・歌い方も一つの楽器のような感じで、この人は職人気質だなあと思います。緻密に計算されているというか。
MAGNUM COLLECTION 1999”Dear”
若かりし頃の青春時代の甘酸っぱさを思い起こすような、
荒削りで少し恥ずかしいけど、
純真な曲がいっぱいつまっていて、
はっとさせられます。
2枚組みでこれだけの名曲ぞろい!
お買い得なアルバムだと思います!
f
福山さんをなおいっそう好きになってしまう1枚です。桜坂・Gang★・HEY!などもいいのですが、4曲目に入っている「蜜柑色の夏休み」は、夏にぴったりな1曲です。ほのぼのとしてて、歌の情景が思わず頭に浮かんでしまいます。歌詞の中の「♪おばあちゃんの暖かい笑顔♪」っていうフレーズもとてもいいです。ぜひ1回聞いてみてください。